日本野球の発展に大きく貢献した人たちの功績をたたえ、顕彰することを目的に創設された「野球殿堂」。その2016年野球殿堂表彰者が1月18日(月)に発表され、競技者部門で工藤公康監督が選出されました。
工藤監督は現役時代に、西武ライオンズ、福岡ダイエーホークス、読売ジャイアンツ、横浜ベイスターズの4球団でプレーし計224勝をマーク。実働29年間は歴代1位タイと長きにわたり第一線のマウンドに立ち続け、ホークスの福岡移転後初優勝の原動力となるなど、優勝請負人との異名もとる大エースでした。
殿堂入りについて工藤監督は「野球界に功績を残した多くの先輩方がいる。僕もその中に入れて光栄に思いますし、しっかりと自覚してこれからもがんばっていきたいです」とコメントしました。
また、王貞治球団会長は「29年間の長きにわたる現役生活で、正統派左腕として常に優勝争いで活躍し続け、多くのファンを魅了しました。また、彼の野球に対する真摯な姿勢は、選手の手本となるような存在でありました。その中で数々の実績が認められ、今回の競技者として殿堂入りしたことは、大変うれしいの一言に尽きます。これからも野球の発展に欠かせない存在として活躍を期待しています」と祝福の言葉を寄せました。
工藤監督は表彰候補資格者となって1年目でした。1年目で選出されたのは、スタルヒン氏、王会長、野茂英雄氏に続く史上4人目です。
2016年1月19日掲載
田尻 耕太郎(ホークスオフィシャルメディア)
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