マウンドで笑顔も見せた和田投手
満員のスタンド
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 計 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
白組 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 0 | 0 | 2 |
紅組 | 2 | 0 | 2 | 0 | 2 | 2 | 3 | 0 | 11 |
白組 | 攝津、五十嵐、バリオス、柳瀬、山田――高谷、斐紹 |
---|---|
紅組 | 和田、バンデンハーク、スアレス、森、笠原――鶴岡 |
なし
打順 | 白組 | 紅組 |
---|---|---|
1 | 8 上林 | 8 福田 |
2 | 4 明石 | 4 本多 |
3 | 9 中村晃 | 5 吉村 |
4 | 5 松田 | 3 内川 |
5 | D カニザレス | D 長谷川 |
6 | 7 江川 | 6 今宮 |
7 | D 川島 | 7 塚田 |
8 | 6 高田 | 2 高谷 |
9 | 3 金子圭 | 8 真砂 |
10 | 2 鶴岡 | 2 斐紹 |
11 | 2 拓也 | D 釜元 |
12 | - | D 牧原 |
紅組が大量得点を奪った。初回、吉村裕基選手のタイムリー二塁打で先制点を挙げると、今宮健太選手もタイムリーを放ってすかさず追加点。吉村選手は3回にも2点タイムリーを放って2安打3打点と活躍した。
5回は斐紹選手の三塁打から釜元選手がタイムリー二塁打、福田選手がタイムリー三塁打と長打をたたみ掛けた。6回は塚田正義選手が2点タイムリー。7回には福田秀平選手の犠牲フライなどで得点を重ねた。レギュラー獲りもしくは1軍枠を目指す若鷹たちの奮闘が目立った。
投手では和田毅投手が紅組で先発し、ホークス復帰後初の実戦マウンドに上がった。2回を17球で片づける完ぺきな投球。報道陣から「圧巻だった」という言葉も出たが、和田投手本人は「そんなことないですよ」と控え目な様子。それでも米球界でマスターしたツーシームが効果的で、「アキラ(中村晃選手)を打ち取ったり、カニザレスからも『タイミングを外された』と言ってもらえた。いい打者からそう言ってもらえると自信になる」と笑顔を浮かべていた。
助っ投トリオも好投した。バンデンハーク投手、バリオス投手は140キロ台後半の力強いボールを中心に1回無失点。そしてスアレス投手が驚異の154キロをマークし、同じく1回無失点ピッチング。今キャンプ最多の33,900人が来場し、満員となったアイビースタジアムのスタンドをどよめかせた。
また、B組から登板機会を得た山田大樹投手が2回を打者6人に抑え、2三振を奪う快投で好アピールした。
2016年2月21日掲載
田尻 耕太郎(ホークスオフィシャルメディア)