
開幕を翌日に控えた3月24日(木)、ホークスはコボスタ宮城で全体練習を行いました。午後3時半からの練習は気温が1桁台と冷え込む中でしたが、「熱男」ナインはいつも通り元気いっぱいに声を出し、最後の調整に汗を流していました。
その中で工藤公康監督が報道陣の質問に応じました。
以下、主な一問一答。
――今の心境は?
「いい緊張感があります。いよいよ始まるなという気持ちです」
――開幕戦という重みはどのように感じていますか?
「勝って弾みをつけたい。143分の1という考え方もありますが、勝つにこしたことはない。勝って、(開幕カードを)勝ち越して福岡に帰りたいです」
――仙台での開幕です。
「寒さはあるけど、条件は同じ。楽しみに来てくれるファンがたくさんいると思うので全力プレーをお見せしたい」
――寒さ対策は?
「選手個々には話をしています。昨年の4月に来たときも寒かった経験をしているので、準備はしっかりしてくれるはず。あまり気にはしていません」
――チームの仕上がりは?
「投手も野手も順調。これまでは多少の無理もしてきたが、今後はコンディション重視になる。コンディションさえしっかり整えれば、みんな十分に力を発揮してくれる」
――投手はオープン戦で防御率1点台でした。
「先発投手は答えを出してくれたし、リリーフ陣も自分の色、いいところを出してくれた。最高のメンバーがそろったと思います」
――和田投手の加入も大きい。
「投げるだけではなく、若いキャッチャーに教えてもらったり、勉強になる。投げるだけではない効果を期待しています」
――野手では内川選手の状態は?
「大丈夫です。期待は有り余るほどしています。4番ですが、ホームランというより、彼はヒットメーカー。つなぐ役割、決める役割を期待しています。キャプテンとしても、昨年より落ち着いてやれる部分もあると思っています」
――柳田選手は?
「(センターを守る)GOサインを出したいところ。ただ、寒さもあるので練習の中で状態を聞きながら。ただ、彼は守って打って走って、リズムを作っていく選手だと思っています」
――今季への意気込みを
「もちろん優勝できる1年にしたい。みんな打倒ホークスでくる。厳しい攻め、厳しい戦いになると思うが、それを乗り越え、つらく苦しいときにも『一途』な思いで取り組み、みんなと秋に喜び合いたいです」