



筑後の星空の下で若鷹たちが奮闘し、夜空に歓声がこだましました。
5月27日(金)、タマスタ筑後で初のナイター(18:00プレーボール/ウエスタン・リーグ、カープ戦)が実施されました。
前本拠地の雁の巣球場にはナイター設備がありませんでしたが、タマスタ筑後にはLEDナイター照明が6基備えてあります。今季はこの試合を含め、15試合のナイター試合が予定されています(いずれも18:00開始)。
記念すべきその最初の試合には2,311人が来場しました。試合は終始ホークスが主導権を握る展開に。初回に拓也選手のタイムリーなどで先制すると、3回には拓也選手の押し出し四球、李杜軒選手と金子圭輔選手の連続タイムリー、上林誠治選手の犠飛で一挙5得点を重ねました。5回には上林選手の2点内野安打でダメ押しに成功。二塁から一気に生還した金子圭選手の好走塁も光りました。
先発の山田大樹投手は7回2失点で今季負けなしの4勝目をマーク。ここまで43イニングを投げて与えたフォアボールは4つのみという抜群の制球力を発揮しており、防御率もリーグ2位の1.67の安定感を発揮しています。
試合はホークスが9対2で快勝しました。
試合後、水上善雄2軍監督は「まずは勝ててホッとしています。球場がものすごくキレイでした。ホークスのユニフォームを着た選手たちがダイヤモンドを駆け回り躍動して、点数もたくさん入っていい試合になったと思います」と笑顔。また、「タマスタ筑後はLED照明が使われています。それにも設備にも感謝です。若い選手たちにとって、1軍と同じような環境でやれるのはいい経験になります」と話しました。
ホークスの快勝劇にスタンドも大盛況。気持ちの良い夜風が吹く中でのタマスタ筑後でのプロ野球観戦は、福岡の新しい名物になるかもしれません。
2016年5月28日掲載
田尻 耕太郎(スポーツライター)
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