2016/07/23 (土)
選手

百戦錬磨だ、和田投手10勝! サファテ投手30S

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【7月22日(金)ホークス5-2ライオンズ ヤフオクドーム】

<今日の熱男=和田毅投手 7回2失点で今季10勝目。パ・トップタイ>

内容は最高でなくても、結果は最高のものを残す。それが百戦錬磨のサウスポーがなせる業です。

先発マウンドに立った和田毅投手が7回2失点。工藤公康監督も「全体的に見て非常によかったと思います」とうなずく好投でした。

しかし、和田投手は言います。

「今日は真っすぐが全然よくなかった。空振りが取れる感じではなかったし、初回から簡単に打たれていました。なので、いつもならばフルカウントになれば、大体ストレート勝負をするところを今日は変化球でいった。ガチンコ勝負に行ったら打たれていたと思う。チェンジアップがいいところに決まってくれていた」

試合の序盤で状態を見極めて、その時点でのベストを尽くす。

この日で「先発として最低限の目標」と語る10勝に到達。それでも「今季ここまで、会心のピッチングという試合はそんなになかったかな」と振り返ります。その中でも勝つ。そして負けない。それが日米通算122勝の経験値です。

工藤監督も「10勝することも素晴らしいが、3つしか負けていないことを、メディアの皆さんはもっと評価してほしい」と話します。「1人で7つも貯金を作っている。たとえ10勝しても10敗してしまうピッチャーばかりでは優勝はできない。評価は大きくなります」。

ヤフオクドームでの「鷹の祭典2016」はこれが初勝利。20日の北九州に続いて連勝となりました。

もう1人のヒーローは1対1の同点から勝ち越し7号ソロを放った今宮健太選手。貴重な一発でしたが、「たまたまです。ホームランになってくれてよかった」と謙遜気味でした。また、抑えのサファテ投手がきっちり1回無失点で締めくくり、今季30セーブ目をマークしました。

工藤監督の熱男トーク
――和田投手が好投。
「7回2失点。全体的に見て非常によかったと思います。上手く(相手の)狙い球を外したり、緩急をつけたりして投げていた」

――打線も元気になってきた
「先制されたが早めに同点にして、今宮くんのホームランで勝ち越し。そして長谷川くんのツーベース、マッチのタイムリーとつながった。その2人をはじめ、3番から7番あたりが打つと勝ちパターンになる」

――連勝だ
「こういう野球を続けていけば、普段の自分たちの野球に戻っていくんじゃないかな」

2016年7月23日掲載
田尻 耕太郎(スポーツライター)

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