打球がセンター前に弾んだのを確認すると、本多雄一選手は誇らしげに右手を高々と上げました。
「人生初のサヨナラヒット。最高！」。

6月27日（金）イーグルス戦（北九州市民球場）、2対2の同点で迎えた9回裏2死一、三塁、一打サヨナラの場面でこの日5度目の打席が回ってきました。それまではノーヒットでしたが、「自分の中では（内容が）良かった」と自信を持って臨んだ打席でした。

チームは今季7度目のサヨナラ勝利。今季73試合目のこの試合は、144試合を戦うレギュラーシーズンの“後半開幕戦”という意味合いを持っていました。振り返れば3月20日の開幕戦もサヨナラ勝利。勢いづいたホークスは開幕5連勝を飾りました。 今のホークスも交流戦優勝をキッカケに勢い十分。本多選手も「今はチームの雰囲気が良い。今季はサヨナラが多い？その勢いももちろん肌で感じています」と話していました。

また、北九州市民球場では今季最後の試合でした。3戦3勝の最高の結果に、小倉のファンで埋まった満員のスタンドは大いに盛り上がりました。

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