9月24日（水）のバファローズ戦で、今季ヤフードームで行われる公式戦の全日程が終了し、試合終了後に「ホーム最終戦セレモニー」を行いました。
セレモニーには王貞治監督、石渡茂2軍監督をはじめ1,2軍のコーチ、選手、スタッフ全員が顔をそろえました。選手とコーチがマウンドを中心に整列。最後に名前をコールされた王監督が駆け足でグラウンドに登場すると、スタンドからは大きな拍手が自然と沸き起こりました。

王監督の挨拶に続いて、これまで共に戦ってきた小久保裕紀選手、松中信彦選手、柴原洋選手、斉藤和巳投手、川崎宗則選手がナインを代表してそれぞれ花束を贈呈。小久保選手や松中選手は涙を我慢することができませんでした。その後、王監督は一人一人と握手をして、言葉を交わしました。
続いては場内1周。ナインは今季の熱い応援への感謝をこめてサインボールの投げ込みを行い、王監督は両手を大きく広げてファンの皆さまの声に応えていました。
1周が終わりに近づくと選手たちはマウンド付近へ。小久保選手と斉藤投手が全員を手招きすると、輪ができました。
そして、王監督の胴上げ。
ヤフードームの中心で、4度宙に舞いました。王監督は最後まで笑顔。涙はありませんでした。

着替えを済ませて家路につく王監督。14年間慣れ親しんだヤフードームの関係者出入口で最後に残した言葉は、
「思い残すことはない。幸せな14年間でした」。