2008/10/28 (火)

秋山監督、キャンプ初日から「動ける監督」を実践

秋山監督(81)は二塁への走塁で、併殺を崩す体の動きを自らグラウンドに寝ころんで指導する
秋山監督(81)は二塁への走塁で、併殺を崩す体の動きを自らグラウンドに寝ころんで指導する

  宮崎秋季キャンプがスタートした27日、秋山幸二監督(46)が「動ける監督」をさっそく実践した。まずはウォーミングアップ後のキャッチボールで約90mの遠投を披露すると、続いて行われた二塁併殺崩しの走塁練習で、自らが地面に横たわって猛スライディングの型を伝授。その後もブルペン投球視察、サブグラウンドで行われたランニングメニューも選手と一緒になって汗を流すなど、キャンプ初日から精力的に動き回った。
  キャッチボール後に行われた走塁練習。併殺崩しを目的に次々と二塁へ滑り込んでいた選手を、秋山監督は集合させた。直後、自らが地面に尻を付けると、ベースへと伸ばした足先を上に向けるなど、身ぶり手ぶりで猛スライディングの基本?を伝授した。「スパイクを(相手に)向けちゃいけないけど、米国では普通にやっていること。(現役時代の)西武はそういうのにうるさかったし、練習でやってないと試合でいざというときにできない」。指導後、秋山監督のひざ下と臀部(でんぶ)は黒土で汚れていたが、意に介さずといった様子だった。
  最下位というどん底からの脱出を目標に、来季を迎えるための足掛かりととらえる今キャンプ。秋山監督をかじ取りに、実りの秋といきたいところだ。

 

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(提供:西部日刊スポーツ新聞社

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