2009/02/27 (金)

小久保選手、“ハイタッチ禁止”を通達

紅白戦 4回裏白1死二塁、小久保選手は適時打を放ち二塁へ滑り込むもタッチアウト
紅白戦 4回裏白1死二塁、小久保選手は適時打を放ち二塁へ滑り込むもタッチアウト

 小久保裕紀内野手(36)が主将として異例の“ハイタッチ禁止”を通達した。26日、宮崎・生目の杜(もり)運動公園でA組(1軍)は春季キャンプを打ち上げ。一本締めの後に小久保選手は野手陣を集め、守備終了時、ベンチ前でのハイタッチ取り止めを告げた。「これからオープン戦が始まる。儀式化しているようなハイタッチはやめよう」。攻撃中だけでなく、守備でもベンチに引き上げてくる投手、野手をねぎらう形で行われるハイタッチ。どの球団でも見られる行動だが、戦う集団としての誇り、緊張感を求めた。「何でもかんでも、毎回ベンチ前に出てきてやるのは、あまり意味がない」。惰性、なれ合いはチームに不要と判断した。
 「キャンプ中は(主将の)仕事はないと思った。オープン戦は(勝ち負けで)浮き沈みがあるけど、これから戦う集団になれるよう準備して、毎日グラウンドに立ちたい」。28日のオープン戦(対広島、都城)から本番モードをつくるため、あえて「通達」を出した。もちろん「自然と出てくるのが一番いい」とビッグプレーを称賛し、結束を高める儀式としては歓迎だ。
 「1年間グラウンドに立たないと、しかることもできん」。前年最下位から1位を狙う、新生ホークス。戦闘集団としてのイズム浸透は、主将の大きな責任である。

 

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(提供:西部日刊スポーツ新聞社

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