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ホークス先発のジャマーノ投手 |
ホークス勝利の方程式「SBM」が無失点リレーで白星へとつなげた。攝津-ファルケンボーグ-馬原のそろい踏みは今季11度目で、9勝1敗1分け。抜群の安定感を誇るトリオの中で、この日は新人攝津正投手の輝きが一番だった。
ジャマーノ投手が7回1死一塁とした場面で今季30試合目の登板。先頭の鈴木選手にいきなり中前打。打席に坂本選手の場面で重盗を決められ二、三塁とされた。「あれで打者に集中できたし、開き直った」。フルカウントから坂本選手を外角低め直球で見逃し三振。左打者の松本選手にも同じコースへ145km/h。腰を引かせての見逃し三振と完ぺきな火消しだった。
12日は福岡市の繁華街天神で入団以来初のトークショー。攝津投手は「どうしても遅刻したくなかった」と開演4時間半前に到着した。時間を持て余し公園で休憩中に蚊に刺されるオチはついたが、用意周到な性格を物語る。攝津投手の踏ん張りに負けじとファルケンボーグ投手と馬原孝浩投手も8、9回をぞれぞれ無失点。この3人がいれば先発の仕事は6回までで済む。