6月16日（火）、ホークスはドラゴンズに4対3で勝利。同日にライオンズが敗れたため、ホークスの交流戦2連覇が決定しました。

石川県金沢市でのビジター試合は、延長戦にもつれ込む激闘でした。ホークスは初回にオーティズ選手の犠飛、2回表には田上秀則選手の二塁打で加点する順調な滑り出し。その後同点に追いつかれましたが、7回表に村松有人選手が移籍初打点となる適時打を故郷の金沢でマーク。9回裏にまさかの同点とされましたが、10回表に森本学選手が劇的な決勝打を放ちました。最後はファルケンボーグ投手が抑えて21時13分に試合終了。

ホークスナインは三塁側ベンチでライオンズの結果を待ちました。チームスタッフらが携帯電話の速報で状況を確認。何度も「更新」ボタンを押し、選手たちに戦況を伝えます。
それを繰り返すこと21分後、選手たちに「吉報」を運んでくれたのは左翼席のホークス応援団でした。左翼席から大歓声が沸き起こり、優勝を確認したナインはグラウンドへ。ハイタッチや握手を交わすなどして「連覇」を喜び合いました。

秋山幸二監督は「本当に嬉しいです。ホッとしました」と監督就任後初のタイトルをかみしめ「4月は苦しい状況の中、選手たちがよく踏ん張ってくれた。交流戦でも苦しい戦いが多かったが、一人一人ががんばってくれた」と選手たちをねぎらいました。
16勝4敗1分。3試合を残しての独走Vでしたが、気持ちを緩めることはありません。
「まだ大きな目標へ戦っています」。（秋山監督）
この日の勝利で、パ・リーグでもファイターズに追いついて、ついに首位に浮上。秋山監督は自信満々の表情で言いました。
「間違いなく、今後の戦いの弾みになる」。