2009/08/14 (金)

明石選手、珍記録をつくるも貪欲な姿勢

今季初めて「1番」で起用された明石健志選手が珍記録をつくった。初回。先頭で打席に入ると、楽天先発永井投手のカーブにタイミングが合わず三振。切り込み隊長の役目を果たせなかったが、その後、打線は5連打を含む7安打6得点で打者一巡。打席には再び明石選手が入った。今度は外角に落ちるフォークに空振り三振。「全然(永井投手に)合っていなかった」。1イニング2三振のプロ野球タイ記録となった。

第3打席も三振、第4打席も二ゴロに倒れた。チームは5回までに13安打。スタメンで明石選手だけに快音が出ていなかった。それでも3点を返された直後の7回1死一、三塁、辛島投手からしぶとく中前に適時打を放った。これで今季初の先発全員安打が完成。「1本出て次につながりました」。一塁ベース上にはホッとした表情を見せた。

左脇腹痛で登録抹消されたオーティズ選手に代わり、7月30日に今季初めて1軍昇格した。即昇格即スタメンとなったオリックス戦では今季初打席で逆転への口火となる右前安打。楽天3連戦の初戦では岩隈投手からプロ6年目で初の猛打賞をマークした。その勝負強さを買われ、この日も本職の内野ではなく右翼で先発。「2三振はプロ野球記録?ありがとうございます。何でも名前を残しますよ」。貪欲(どんよく)な23歳が、まだまだ暴れてみせる。
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(提供:西部日刊スポーツ新聞社

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