2月27日（水）の千葉ロッテ戦（ヤフードーム）では3人の外国人投手が登板し、それぞれ3イニングを投げました。

先発は新外国人のホールトン投手です。初めて立ったヤフードームのマウンドに最初は戸惑い、立ち上がりに失点してしまいました。しかし、徐々に対応。「3イニング目は良い感触で投げることができました。コントロールの不安もありませんでした」と手応えをつかんだ登板になりました。直球のスピードは140km/h前後ですが、長身から投げおろすためかなりの角度があります。ブレーキの利いたカーブとのコンビネーションで緩急をつけた投球を披露しました。

2番手で登板したスタンドリッジ投手はいきなりの3失点。「今年初めてのヤフードームだったし、福岡のファンの前で投げるのもそう。興奮してしまって力んでしまった」と苦笑いを浮かべていました。しかし「リラックスしないと」と修正して臨んだ残り2イニングは無失点と好結果。「まだ開幕まで時間があるから状態はまだまだだけど、カーブに関しては納得だよ」と収穫を口にしていました。

3番手で登板したガトームソン投手は3回を打者9人のパーフェクトに抑えました。「久しぶりに敵チームの打者に投げる感触を確かめたかったが、すごくよかったよ」と満足の表情。王貞治監督も「緩急もつけていたし、コントロールも良かったね」とうなずいていました。

先発枠とともに1軍枠を競い合うライバルたちの競演。王監督は「どんなプレッシャーよりも一番しんどいプレッシャーだろう。でも、結果的に彼らの持ち味を引き出す」とハイレベルの競争の中でのさらなる成長に期待を寄せていました。

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