2月のオープン戦が28日で終わりました。ここまで5試合を消化して2勝2敗1分。ただ、この時期の勝敗に大きな意味はありません。オープン戦序盤は「若手選手のアピール」の方が大きな注目点です。そして、この5試合で好結果を残しているのが江川智晃選手です。ここまでの5試合すべてに出場し14打数7安打、打率5割。スタメンで出場した4試合はいずれも安打を記録しています。

2月28日（木）の千葉ロッテ戦（ヤフードーム）では、「8番レフト」で出場。第1打席でライト線を破る三塁打を放ちチームに先制点をもたらしました。「追い込まれていたので右方向を狙っていました。（二塁を回って）三塁まで行けるという確信はありませんでしたが、次へ！という攻める走塁ができたと思います」。第4打席ではレフト線へ二塁打を放ちました。オフの自主トレで体重が4kg増してパワーアップ。打球は昨年までとは比べ物にならないほど力強くなりました。

また、この日は3つのポジションを守りました。スタートはレフトでしたが、5回からはライト、9回はファーストの守備に就きました。数多く守れれば、チャンスも広がります。 　王貞治監督からの評価ももちろん上昇中です。「若いんだからドンドン振っていかないとね。風を起こすんだ、風を」。若鷹の風が、チームにも活気をもたらします。

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