大場翔太投手が3月31日(水)のウエスタン・リーグ、カープ戦(雁の巣)で、6回無安打無失点と好投しました。試合はホークスが2対0とリードして迎えた7回無死に雨が強くなり、そのままコールドゲーム。大場投手は参考記録ながらノーヒットノーランを達成しました。
「内角と外角をきちんと突けた。思うようなところに投げられました」と安定した投球。6回まで投げながら60球という球数がそれを物語ります。今季1軍で2試合に登板しましたが、計13失点と打ち込まれました。「言葉にならなかった」と落ち込みましたが、「前を向いてやるしかない」としっかりと気持ちを切り替えました。斉藤学2軍投手コーチも「一生懸命何とかしてやろうという気持ちは伝わってきた」とこの日の投球を評価しました。
「今日は1軍での課題を修正して臨んで、それができた。だけど、1軍では1度目に登板してから2度目までにそれができなかった。修正する力はまだまだ足りない。今の自分は1日も無駄にできない。早く1軍の力になれるように、明日からもがんばるだけです」。
3年前のドラフト1巡目投手。能力の高さは誰もが認める右腕です。2度と同じ屈辱を味わわない。大場投手はリベンジの道をしっかりと歩み始めています。
2010年3月31日掲載
田尻 耕太郎(ホークスオフィシャルメディア)
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