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3勝目を上げた小椋投手(左)は藤岡投手からウイニングボールを受け取る |
小椋真介投手が5回 0/3 を5安打1失点に抑え、今季3勝目をマークした。同級生の杉内俊哉投手が前日、敗戦投手となったヤクルト相手にリベンジ。「最近はトシヤ(杉内投手)が勝って僕が負けていたので、こういう日があってもいいかな」と笑った。
5月1日以来、1ヶ月ぶりの勝利だ。今季初の中5日での登板。決して調子は良くなかった。序盤で3点のリードをもらい「あれで走者を出しても粘ろうという気持ちになった」。1回以外はすべて走者を背負いながらも直球とシンカーを中心に丁寧に要所を抑え失点は2回の1点のみ。6回で死球を与えて降板したが「申し訳ない形でつないでしまったけど、最低限の仕事はできた」と先発の役目は果たした。
昨年までの通算勝利は07年に中継ぎで挙げた3勝のみ。今年は先発ローテーション入りし過去の勝利に並ぶ勝ち星をマークした。「投げた次の日の張りが減ったりとか、球数を投げられる体になったんだと思います。まだ手応えなんかない。目の前のことに集中するだけです」。4勝以上は未知の領域。遅咲きの左腕が未体験ゾーンを突っ走る。