2010/06/06 (日)

松中選手、攻守で体を張ったプレーでチームを鼓舞

1回裏無死、東出選手の打球を好捕する左翼手の松中選手
1回裏無死、東出選手の打球を好捕する左翼手の松中選手
4回表無死一、二塁、打者江川選手のとき誘い出された格好ながら三塁盗塁に成功する二走の松中選手
4回表無死一、二塁、打者江川選手のとき誘い出された格好ながら三塁盗塁に成功する二走の松中選手
松中信彦選手が攻守で体を張ったプレーでチームを鼓舞した。左翼守備では2度のスーパーキャッチでピンチを救い、攻撃では1安打1盗塁で勝利に貢献した。

まずは守備で見せた。1回裏、先頭打者の東出選手の打球を左翼線方向に飛びついてダイビングキャッチ。続く2回裏2死二塁では、小窪選手の大飛球を左翼フェンスに激突しながらつかみ取った。フェンス際に崩れ落ち一瞬ヒヤリとしたが走ってベンチに戻った。「あれをそらしたら大変だった」と振り返った。

足も見せた。4回、中前打で出塁すると、無死一、二塁の二塁走者として大胆にリード。捕手の二塁けん制の間に迷わずスタートを切り、三塁を陥れた。4月13日以来今季3個目の盗塁が記録され、7番江川智晃選手の犠飛で生還した。「いい判断ですよね。流れを考えても大きなプレーだった」と、井出竜也外野守備走塁コーチは故障を恐れないベテランの奮起に目を細めた。

手術した右ひざに不安を抱えながらのプレーが続く。先月22日にスタメン復帰してから7試合で左翼に入るが「2軍で守るのとは倍以上の疲れがくる。1番危険なのはスライディング」ともらしたことがある。それでも自分のプレーがチームへ大きな効果を与えることはわかっている。休みの日にも必ず練習場へ足を運び、体の管理は怠らない。

「ノブヒコのプレーは大きかったね」。秋山幸二監督も松中の心意気を分かっている。小久保裕紀選手の不在でチームリーダーの役割を一身に背負うが「全力でやらないといけないからね」。言葉ではなくプレーで引っ張るのが「松中流」。体を張ってチームを勝利に導く。
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(提供:日刊スポーツ新聞西日本

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