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2回表死満塁、杉内投手は左前に先制適時打を放つ。投手スタンリッジ |
杉内俊哉投手がまたも白星を逃した。制球が乱れ6回5安打3失点。右打者への直球が外角高めへ浮く場面が目立った。2-1と1点リードの4回1死から浅井選手に浴びた同点ソロも、外角高めの直球。5回にも暴投で1死二、三塁とし、ブラゼル選手に勝ち越し犠飛を許した。
バットでは痛快な結果を出した。2回2死満塁で打席に立つと、阪神スタンリッジ投手の147km/h直球に食らいついて左前へ。1点を先制する適時打に、一塁上で思わず白い歯がこぼれた。昨年5月25日のヤクルト戦となる安打&打点でプロ2打点目を挙げた。
鹿児島実高3年の98年夏に無安打無得点を達成した甲子園だが、プロでは先発6試合で1勝1敗。05年に完投勝利をマークして以降、勝利から遠ざかっている。「悔しいですね。それだけです」。言葉少なに思い出の地をあとにした。