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7回裏1死、左中間越えソロ本塁打を放ちガッツポーズを見せる多村選手 |
多村仁志外野手が、2試合連発で、交流戦通算30本塁打となる12号ソロで勝利を決定づけた。この日は負傷で欠場したオーティズ選手に代って、今季初めて3番で出場。7回に巨人山口投手の直球をとらえ、左翼席へ運び去った。「ストレートを狙って、力強くはじき返そうと思っていた。いいところで打ててよかった」。1点差に迫られる展開で、再び巨人を突き放した一打に、自然と笑みがこぼれた。
1発だけではない。4回には2死二、三塁で三塁線を破る2点タイムリー二塁打を放っていた。1試合残しているが、交流戦で首位打者の79打数32安打(打率4割5厘)に加え、6本塁打と大暴れ。「横浜で自宅に帰ることができるので、また、頑張ります」。試合後には家族の待つ横浜へと、チームより一足早く移動。愛のパワーを充電したスラッガーが、明日15日の古巣横浜戦でも、きっと爆発するはずだ。