2度目の先発も4回途中、4失点で降板したホークス先発の山田投手

2度目の挑戦は、プロの洗礼を浴びただけで終わった。山田大樹投手がプロ2度目の先発で、4回途中4失点KO。育成出身選手として、パ・リーグ初の白星をまたしてもつかめなかった。「自分の実力が足りなかった。申し訳ない気持ちでいっぱい…」とうなだれた。

1軍で戦うことの厳しさを痛感した。育成枠から支配下登録された今季、2軍公式戦で8試合に登板し5勝。だが前回登板（10日、横浜戦）では初回に3点、この日も2回だけで簡単に4点を奪われた。「1軍だと、インコースの厳しいところを簡単に見逃される…」。2回の4失点は、先頭のGG佐藤選手に内角球を2球連続で見送られ与えた四球がきっかけだった。

それでも高山郁夫投手コーチは「（先発の）頭数も足りないし」と、次回も先発チャンスを与えることを示唆した。「同じ失敗ばかり繰り返してたらいけない。次は気を引き締めないと」と山田投手。次こそ、育成出身選手の「パ・リーグ1番星」をつかむ。