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2回表1死一、三塁、左中間に先制の3点本塁打を放つ田上選手 |
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6回表1死、1軍復帰後1号となるソロ本塁打を放つ松田選手 |
2人の復活弾で、ホークス打線が大噴火だ。まずは田上秀則選手だ。2回表。1死一、三塁でロッテ吉見投手の内角直球を左中間席へ、先制2号3ラン。「久々の感触でした。詰まりましたが、思ったより飛んでくれました」。2度の2軍落ちを経験した田上選手にとって、4月14日オリックス戦以来、76日ぶりのアーチ。今季初の猛打賞に4打点。昨年チーム最多26本塁打の豪快スイングが戻ってきた。
負けじと松田宣浩選手も打った。6回表に左翼席へ7号ソロ。こちらは左手首を骨折する前の5月4日オリックス戦以来、56日ぶり復活弾。4月28日以来となる3安打で、こちらも4打点。「3打席とも納得できるヒットだった」と松田選手も胸を張った。
チームは今月の月間成績を10勝9敗2分けとし、6連敗を喫しながら、月間負け越しがなくなった。今月22日に同時昇格した2人が、復帰後にそろってスタメン出場した5試合で4勝1分け。まさに救世主としてチームを救う活躍だ。2人に誘発された打線は先発全員安打全員得点とロッテ投手陣を打ち砕いた。