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1回表2死満塁、左前に先制2点適時打を放つオーティズ選手 |
オーティズ選手が、2日連続の猛打賞で完全復調だ。初回の第1打席。2死満塁から、ロッテ大嶺投手のチェンジアップを左前にはじき返し2点を先制した。「バットの先だったけど、強い打球を飛ばせた」。3回と9回にも左前打を放ち、前日6月29日の同カードに続く3安打。敗戦の中、今季5度目の猛打賞で気を吐いた。
完全にトンネルを抜け出した。今季は開幕から3番を任されたが、交流戦終盤から調子を落とし、リーグ再開後は6番に降格。6月7日の阪神戦(甲子園)で2安打を放って以来、複数安打を放っていなかったが、ここ2戦で1本塁打を含む6安打の固め打ちだ。「自分のスイングができるようになった。不調は脱したよ」と、07~08年に在籍した古巣の本拠地で本来の打撃を取り戻した。復調した本塁打王のバットが、再び2位の座を奪い返す原動力になる。