2010/07/01 (木)

小椋投手、今季ワースト失点も課題見える

5回裏2死二塁、大松選手に四球を与え、マウンドに集まるナインの真ん中でさえない表情の小椋投手
5回裏2死二塁、大松選手に四球を与え、マウンドに集まるナインの真ん中でさえない表情の小椋投手
思い出の地で、今季ワースト失点のKOを食らった。小椋真介投手が、ロッテ打線に対し4回2/3を投げ、自己ワーストの7失点で今季5敗目を喫した。「今日は何もない、今日は何もないです…」。4月24日に、12年目でのプロ先発初勝利をマークした千葉マリンで、悪夢のKO劇。引き分けを挟み4連勝中と波に乗っていたチームの勢いも止めてしまい、うなだれるように帰りのバスに乗り込んだ。

踏ん張りきれなかった。2点リードの2回裏。2死一、二塁で、9番的場選手の平凡な内野フライを三塁の松田宣浩選手が見失い1点を返された。5回裏2死二、三塁では金泰均選手が放った打球を、中堅の長谷川勇也選手がグラブに当てながらも逆転2点適時二塁打にしてしまった。それでも「辛抱強く投げられなかった」と反省。2回裏は、自身の2四球が無ければ防げた失点。5回裏も2死から自身の暴投でピンチを広げていただっただけに、大敗の責任を背負い込んだ。

今季途中から杉内俊哉投手、和田毅投手との同い年トリオでローテを守り、苦しい台所事情を支えてきた。だが、これで自身3連敗。先週チームは6連敗したが、このうちの2敗は小椋投手が喫したもの。期するものはあったが、空回りした形となった。高山郁夫投手コーチも「不運なところもあったけど、踏ん切りをつけてほしかった」と厳しい口調。ここで踏ん張らなければ、首位西武を追い詰めることはできない。
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(提供:日刊スポーツ新聞西日本

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