2010/07/04 (日)

田上選手、今季初のお立ち台

3回裏無死、田上選手は左越えに同点のソロ本塁打を放ちナインに迎えられる
3回裏無死、田上選手は左越えに同点のソロ本塁打を放ちナインに迎えられる
8回裏1死、左越えソロ本塁打を放つオーティズ選手
8回裏1死、左越えソロ本塁打を放つオーティズ選手
田上秀則選手が打って走って逆転劇の主役を演じた。まずは豪快アーチだ。1点を追う3回裏。オリックス小松投手の高め直球を思い切りよく振り抜き、左翼席へ同点3号ソロ。さらに、勝ち越し点は足でもたらした。7回裏1死一、三塁でシュートに詰まった打球は遊ゴロ。その瞬間「ヤバイ」と思ったが、予想以上に打球がボテボテとなり、一塁へ“激走”。併殺崩れの間に決勝点を呼び込んだ。

田上選手「セーフになると信じて走りました。めっちゃ、うれしかったです。」

今季初めての本拠地弾もあって今季初お立ち台。先発和田毅投手とバッテリーで壇上に立ち「捕手としては先発投手と上がるのが一番うれしい」と目を細めた。

2打点の意味は大きい。チームは6月10日横浜戦を最後に逆転勝利がなかった。先制された試合では6連敗中。嫌なデータを止める価値ある活躍に背番号70にも笑みがこぼれた。

打率はまだ1割6分。だが、ここ6試合では21打数8安打で3割8分1厘と上向きだ。「今は打てなくても、数字見たら、ファンもしゃーないかって思ってくれるでしょ」。打撃の調子だけでなく、自らをネタにして笑いを誘う田上選手らしさも戻ってきた。

また、オーティズ選手が本塁打単独トップに躍り出る19号ソロでダメ押しした。2-1の8回1死、フルカウントから真ん中高めの直球を左翼席にたたき込んだ。2年連続20本塁打に王手をかけ「20本を超えるのは当たり前と思っている。通過点。塁に出ることを考えていたが、失投を見逃さずに打てて良かった」と明るかった。「王貞治ベースボールミュージアム」がオープンした記念日の1発に「王会長といえばホームラン。いい日になったね」と声をはずませていた。
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(提供:日刊スポーツ新聞西日本

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