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6回表1死一塁、2点本塁打を放ったオーティズ選手はナインと続々ハイタッチ |
オーティズ選手が、リーグ本塁打王争い独走の今季20号アーチを放った。1点を追う6回表。1死二塁で、それまで2安打に抑えられていた日本ハム八木投手の直球を左中間席へ突き刺した。カウント0-3から、一時は逆転となる2ラン。「なかなか甘い球はこないと思っていたので、0-3からのストライクを狙った」。一瞬のスキも逃さない集中力と勝負強さを見せた。
助っ人でありながら、チームの勝利を最優先する姿は昨季から変わらない。初回に2死から平凡な遊ゴロを放った際も、全力疾走で相手にプレッシャーをかけた。「小椋が頑張って試合をつくったし、そのためにも打ちたかった」。試合後は王会長から「ナイスバッティング」と声をかけられた時だけ笑顔を見せたが、その後は敗戦のショックでうつむいたまま。83試合目で昨季の本塁打数に並んだ助っ人が、勝利のためにまだまだアーチを放つ。