若鷹軍団の「侍大将」は勝ってカブトの緒を締めた。小久保裕紀選手は快勝にも「今日はいいんや。明日や」とゲキを飛ばした。
「明日勝ったら、流れが来る。いつもやられてる近藤やから」
視線の先は早くも、18日の第3戦に向いていた。先発予定のオリックス近藤投手に対してチームは通算4勝12敗。今季も1勝2敗、対戦防御率1.19と封じ込まれ、前回4日の対戦でも8回まで1得点しか奪えなかった。天敵を撃破して、4月27~29日の楽天戦以来今季2度目となる同一カード3連勝となれば、いよいよ首位どりの勢いは本物となる。
伏兵たちに「武勲」を譲ったが、5回の第3打席で左前打を放って6試合連続安打。「クリーンアップが無安打のうちに8点も取るんやから、そら勝ちますよ」。舌もなめらかに帰りのバスへ乗り込んだ。
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(提供:日刊スポーツ新聞西日本)
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