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練習中に笑みを浮かべる和田投手 |
いつもより10倍頑張ります! 今日23日の「マツダオールスターゲーム2010」第1戦(ヤフードーム)に先発する和田毅投手が22日、チャリティー活動をバージョンアップさせる考えを明かした。「年に1度のお祭りなので、10倍にします」。リーグトップタイの12勝を挙げている左腕は、05年から公式戦で1球を投げるごとにワクチン10本分の相当額をNPO法人に寄付している。6年ぶりの球宴では1球あたり100本に設定して、大舞台をより価値のあるものにする。
「勝利投手なら20倍ですね」。公式戦では勝てば1球あたり20本に倍増させており、球宴なら200本になる換算だ。過去2度の出場(03、04年)では計4回無失点と好投していずれも優秀選手賞を受賞。今回も2イニングに登板予定で「楽しく投げて、賞も取れれば最高」と、勝利投手だけでなくMVP獲得にも意欲を見せた。
この日はオフを返上してヤフードームに姿を現し、キャッチボールなどで汗を流した。かつての女房役だった阪神城島選手との対戦を心待ちにしていたが、全セの先発マスクが巨人阿部選手と伝え聞き「それは残念だけど仕方がない。城島さんだけでなく、すばらしい選手ばかりなので、何とかゼロに抑えたい」と切り替えた。地元福岡だけに力も入る。「ファンのみなさんに応援してもらっている感謝の気持ちを込めて投げたい」。1球もムダにするつもりはない。