 |
プロ初勝利を飾り、ナインの祝福を受ける甲藤投手(右から2人目) |
ホークスの5年目、甲藤啓介投手がプロ初勝利を挙げた。お立ち台で「素直にうれしい。でも(白星は)今日だけでいい。あとは先発の人に勝ちがつけば」と照れ笑いを浮かべた。2点ビハインドの7回に3番手で登板。1イニングを3者凡退に封じると、直後に味方が逆転して白星が転がり込んだ。
パパとして迎えた今年、待望の1勝を挙げた。4月に第1子となる長男が誕生。当日、妻紘子さんが帰省していた大阪にチームが遠征中だったこともあり、首脳陣の配慮で試合前に病院に駆けつけて出産に立ち会うことができた。「チームに感謝です」。
過去4年で16試合しか投げていなかった男は、今季ここまで43試合に登板。必勝リレーの一員に食い込み、背番号48から「SBM48」と称されるまでになった。「僕でよければいつでも投げます」。ウイニングボールを手に、さらなる貢献を誓った。