2010/10/20 (水)

ホークス、またも短期決戦に泣く

日本シリーズ進出を逃し、ベンチ前に整列する秋山監督(左端)らホークスナイン
日本シリーズ進出を逃し、ベンチ前に整列する秋山監督(左端)らホークスナイン
ホークスがパ・リーグのCS史上最低打率で敗れ去った。6試合を戦って本塁打もなければ、2ケタ安打もなし。通算チーム打率は1割6分9厘。14日の初戦に完投負けを喫した成瀬投手に、この日は4安打完封負け。二塁すら踏めなかった。ベンチで川崎宗則選手が涙に暮れた。第2戦から5試合連続ノーヒット。初戦の2安打以降21打席無安打を続けた。通算打率は9分1厘。「悔しい。悔しい。とにかく、悔しい。もっと練習しないと。みんなに申し訳ない」。レギュラーシーズンでは球団最多190安打を放ち、チームをけん引し続けた選手会長は、タオルに顔を落とした。

最後の打者になったのは、主将小久保裕紀選手だった。バットを折られた打球は、力のない遊飛になった。こちらも通算打率1割8分2厘に沈んだ。帰り際には「ぶっちゃけ、短期決戦の難しさ。打線の個人個人が力を出せなかった」と振り返った。ロッテ投手陣を打ち込めなかったが、昨年とは違って試合後に涙はなかった。

最大の屈辱は、来季へのエネルギーに変えるしかない。CSファイナルステージでは貧打の2文字を残し、2010年の戦いに幕を閉じた。
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(提供:日刊スポーツ新聞西日本

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