金投手の「Y字投法」

力投する金投手

好リリーフの高橋徹投手

「みやざきサンシャインシリーズ」中のホークス2軍。5月18日（水）の第2戦は宮崎県日南市の南郷スタジアムでライオンズと対戦しました。

試合は0対2で完封負けと残念な結果でしたが、リリーフ投手陣の好投が光る試合でした。なかでも今季絶好調なのが3年目の金無英投手です。4番手で登板し1イニングを無失点。1四球を与えてしまいましたが、無安打2奪三振と力のあるボールを投げていました。これが今季15試合目。22回3分の1を投げて失点はわずか1。防御率は驚異の0.40です。

「プロに入ってすぐに右肩を痛めてしまい、昨年までは思うようなフォームで投げられなかったために苦労しました。昨季終盤から不安もなくなり、本来のフォームで投げられているのでボールに力が伝えられるようになりました。また、オフに股関節や肩甲骨の柔らかさを求めてトレーニングを行い、その成果もありキレのある球を投げられていると思います」

この日は三塁側のカメラマン席から金投手のフォームを撮影。投げ終わった際の右脚が高く跳ね上がるフォームがとても印象的でした。「まるでY字だね」と話すと、金投手も興味津々。写真を見せると「僕の股関節意外と柔らかいですね！しっかりと右足でマウンドを蹴り上げる感覚があったし、これは調子のいい証拠です」と嬉しそうな笑顔を浮かべていました。

この試合では高橋徹投手、デレオン投手も1回無失点の好リリーフを見せました。現在、1軍は故障者も出ており、昨季までとは違うメンバーが中継ぎを担っています。その中で大場翔太投手がアピールをし、さらには育成枠から這い上がったばかりの柳川洋平投手も1軍に昇格しました。ファームの投手たちが刺激を受けないはずがありません。
次なるチャンスを目指して、今はとにかく結果を残し続けるのみです。