ホークス2軍も、1軍と同様に今季は好調です。6月3日（金）までの戦績は、49試合を消化して27勝17敗5分。ウエスタン・リーグではトップとゲーム差なし2位につけています。

2軍は今季から小川一夫2軍監督がチームを率いています。公式戦開幕から約2ヶ月半が経過したチームの現状と今後のシーズンについて語ってもらいました。

「ここまで全員よく頑張っています。伸びている選手という観点で見ると、どうしても若い選手が目につきますね。ルーキーの柳田（悠岐選手）は常にフルスイングを心がけながらも数字を残しているし、今宮（健太選手）や山下（斐紹選手）もしっかり伸びていると思います。特にルーキーの2人は、全力プレーをして持っている力を出し、技術面では担当コーチと相談しながら、自分のスタイルを確立していけばいいと思います。中堅以上の選手に関してはいいコンディションを作っていると思います」

投手陣では巽真悟投手が7勝0敗と好成績を残しています。「体、フォーム、ボールがすべて成長しています」と高く評価しました。そして、開幕時はファームだった柳川洋平投手や中村晃選手は1軍に昇格し、見事なデビューでプロ野球選手としての第1歩を踏み出しました。「次の（時代の）戦力として、先が見えてきた気がします」と小川2軍監督も納得の表情を浮かべます。

また、今季から3軍制度が新たに導入されました。「昨年までは近々1軍に上がる戦力を作り上げる場と、将来のための育成、そしてリハビリと3つの役割を担っていましたが、それが分担されたことで首脳陣、スタッフはより集中して自分の仕事に取り組むことが出来ます」とその効果を口にします。

これから季節は暑い夏へと移り変わります。「日本一に向かって戦っている1軍にここから巣立っていく選手を育てたい。また、将来1軍を目指す選手はしっかり地力をつけてほしい」と話しました。