2011/06/22 (水)
選手

【3軍遠征レポ】若鷹奮闘でタイガースに勝利。2年目川原投手が150キロ台を連発ダ!

3軍の関西遠征2日目。19日(日)も鳴尾浜球場でのタイガース2軍戦です。

前日の試合で悔しい完封負けを喫した3軍ナインが、プロとしての意地を発揮しました。ますは初回。先頭の安田圭佑選手が四球で出塁し、牧原大成選手のヒットでチャンスを広げ、大西宏明選手のタイムリーで1点。鮮やかな先制攻撃を見せると、5回には4番に座った中原恵司選手の2点打、6回には相手のミスと牧原選手のタイムリーで計6点を奪いました。また、この日8番に入った育成ルーキーの中原大樹選手が2安打を放つ活躍。いずれも1軍で21勝しているタイガースの杉山投手からのヒットです。「(プロとの対外試合だったが)雁の巣で2軍の投手と対戦しているので戸惑いはありませんでした」と自信の笑み。"鷹のおかわり君"として期待のかかる将来の大砲候補は1月の自主トレから体重15キロ減。体を絞ってキレが増したことで、独立リーグとの対抗戦では本塁打を放つなど長所をしっかりアピールしています。

一方、投手陣で特に目を引いたのは2年目の川原弘之投手。何と最速151キロの剛速球を披露し、1イニングを投げて2奪三振を含む3者凡退に抑えました。プロ入り前は140キロそこそこの左腕でしたが、地道なトレーニングを経て1年半で体重は11キロ増。17日(金)の三菱重工広島戦では自己最速の153キロを計測しました。

「ウエートトレの成果で体が強くなりました。思いっきり腕を振った中での制球力アップが今後の課題です」

また、3年目左腕コンビの有馬翔投手と怜王投手も1回無失点の好投。怜王投手は「一時は不調で納得いくボールが全く投げられませんでしたが、今日は142キロも計測したし調子は少しずつ戻ってきています」と話しました。

「勝って帰れる。よかった」と小川史3軍監督。福岡への帰路はもちろんバス移動です。午後4時40分に兵庫県の鳴尾浜球場を出発し、福岡市東区の西戸崎寮に到着したのは日付が変わった午前0時40分でした。「大学でもこんなハードな移動はなかったです(苦笑)」と中原恵選手は話します。それを味わいたくなければ、上へ這い上がるのみです。

NPB球団との対外試合は7月以降も予定されています。貴重な経験という財産と、今味わっている悔しさを決して無駄にしないよう、若鷹たちはこれからも精進していきます。

2011年6月22日掲載
田尻 耕太郎(ホークスオフィシャルメディア)

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