まずは、アジアシリーズ初勝利ダ!
11月25日(金)アジアシリーズ2011の初戦、統一セブンイレブン・ライオンズ(台湾)に6対5で勝利し、アジアシリーズ初勝利を上げました。
先発は、国際大会に強い実績を持つ大場翔太投手。
初回こそ統一ライオンズを三者凡退に抑える好調な出だしでしたが、1点のリードをもらった2回表には3連打で2失点。1アウトも取れぬままマウンドを後にしました。 マウンドを引き継いだ藤岡好明投手が好リリーフをみせ、ビッグイニングとはならずに済みました。
この試合の圧巻はここから。3回の裏、相手の失策絡みでホークスが3点を挙げ逆転に成功すると、そこからは「新垣投手復活劇」の幕開けでした。
続く4回も三振、安打、併殺で3人で抑え、5回は2者連続三振、四球、内野ゴロ、6回は安打、外野フライ、2者連続三振、7回も投ゴロ、四球、三振、内野ゴロと5イニング2安打無失点の危なげ無い好投を披露しました。
試合は、追加点を重ね4点差で最終回を迎えます。この回から凱旋登板となった陽耀勲投手が2アウトから四球と死球で1・2塁とした場面で万全を期して送り出した森福允彦投手がまさかの3失点。最後は金澤健人投手を投入して逃げきり、初戦を勝利しました。
このゲームの勝ち投手となり、マッチMVPに選出された新垣渚投手は、「今日この場で投げられたことがほんとうに嬉しい。この大切な試合で使ってくれた秋山監督、コーチの皆さんに感謝します。自分でもこんなにいい感じで投げる事ができるとは思っていなかった。相手は好打者揃いのいいチームなので細川さんを信頼して、ミットめがけて思い切り投げ続けました」と久々の「ナギサスマイル」を見せていました。
2年連続で1軍登板のなかった新垣投手。
来シーズンの完全復活を予感させるピッチングでした。
試合後の記者会見で、秋山幸二監督は「いやー、まず勝てて、良かった。正直ほっとしています。(統一ライオンズは)台湾の優勝チームということで、いい選手がいるという印象を受けた。9回は今シーズンの『勝ちにこだわる』姿勢そのままで、森福を投入した。」と少々ほっとした様子。
統一ライオンズ先発・グリン投手から2点タイムリーを放つなど猛打賞の活躍を見せた内川聖一選手は「同じチーム(ベイスターズ)でプレーしたこともあるよく知ってる投手。ちょっと複雑なきもちもありましたが、打者と投手ですからね。打ててよかったです」と首位打者の貫禄を見せました。
本日は、三星ライオンズ(韓国)とのデーゲーム。予告先発は、山田大樹投手です。