
ヒーローインタビュー
大隣投手

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不思議な感覚だった。大隣憲司投手が4月12日(木)のファイターズ戦(ヤフードーム)で今季初めてマウンドに上がり、自身の"開幕"を果たしました。
「もっと緊張するかと思いました。だけど、ブルペンでもいつもと変わりませんでした。『あー、マウンドに立った瞬間に来るんだろうな』と思っていたけど、それもなかった。ただ、まったく緊張していないわけじゃないですよ。すごく良い緊張感を持って投げることができましたね」
心の調和が体のバランスを整えました。持ち味のキレのいいボールをどんどん投げ込み、次々とアウトを重ねました。課題のコントロールもこの日はまったく問題なし。3月22日(木)の二軍戦で大隣投手は8四死球の大乱調。この登板で開幕ローテの座を逃していたのです。
「ストライクをあまり欲しがらないように投げました。自分の中でしっかりメリハリをつけて投げることが出来たのがよかったですね」
与四死球はゼロ。それでも、甘いコースに来ることはなく奪った三振は11個を数えました。許した安打は3本のみでの完封勝利。大隣投手自身、08年7月25日以来プロ入り3度目のシャットアウトです。
「まさか完封できるとは…。リズムよく投げることだけを心がけて投げました。4年ぶり、本当に嬉しいです」
4年前は自身最多、そしてチームの勝ち頭ともなった11勝をマークしました。今シーズンはあの時と同じようにローテを支えるべく、お立ち台では「柱となれるよう頑張ります」と力強く宣言しました。
2012年4月13日掲載
田尻 耕太郎(ホークスオフィシャルメディア)
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