2012/07/19 (木)
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「鷹の祭典」は本塁打3発締め! 多村選手「声援が打たせてくれた」

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0718 ヒーローインタビュー

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球宴前の前半戦最終戦。そして「鷹の祭典2012」のクライマックスはド派手な「花火大会」となりました。

7月18日(水)のバファローズ戦。本拠地ヤフードームでは今季2度目(5月6日以来)の1試合3本塁打で完勝です。号砲はペーニャ選手の一発。3回に先制の13号2ランを左翼席最上段に叩き込みました。その後、3対0とリードしたホークス。しかし、5回表に2点を返されて1点差。この日も38,651人の超満員だったスタンドに嫌なムードが漂いましたが、それを振り払ったのは多村仁志選手でした。

驚異の弾道でした。6回、ホークスに勇気をもたらした2号ソロは、右中間スタンドへ突き刺さりました。「飛ばない」統一球を流し打つ本塁打は「大砲」多村選手ならではの一発です。

「バットの芯よりも少しだけ手前側。だから押し込むことができたのかな。何より、ファンの皆さんの声援がホームランにさせてくれたんだと思います」

今季は打率2割前半。本塁打もまだ2本目で、一昨年のチーム三冠王打者が苦しんでします。しかし、気持ちを切らすことなく準備をしてきました。そして、何より支えになり、励みになったのはスタンドから送られる大声援でした。

「ホームランを打ってその後守備に就くとき、ライトスタンドからの声援には本当に何とも言えない気持ちになった。いつも変わらぬ声援をくれる。ありがたいよね。だから、そのライトスタンドに打てたのも本当に嬉しかった」

感謝の言葉が絶えない多村選手ですが、報道陣に仕切りにアピールしていたのは、「俺のことはいいからトゥーシェン(李杜軒選手)のことを書いてあげてくださいよ。自分のホームランよりも嬉しかった。苦労してきたのを知っているからね。泣きそうになった」。

8回裏でした。前日に一軍昇格した李杜軒選手。代打で登場し、フルカウントまで粘った6球目をとらえ、レフトスタンドへプロ初本塁打を放ちました。6年目の初アーチに大興奮の李杜軒選手は「何も覚えていない。とにかく一塁まで全力で走りました」と、こちらも初のお立ち台で初々しく話しました。ファームで現在本塁打と打点の二冠王。しっかりと実績を積んでチャンスをつかんだ右の大砲候補です。ホークスにまた1人、若い力が加わりました。

また、投げては中継ぎの神内靖投手が2回完全投球の好投。先発攝津正投手も9勝目(パ・トップタイ)をアシストしました。

前半戦を戦い終えて、39勝40敗7分。16年ぶりの借金ターンで順位も4位と悔しい結果ですが、首位までは射程圏内の5ゲーム差。逆襲の鷹となるべく、しばし羽を休めて後半戦への戦いに臨みます。

2012年7月19日掲載
田尻 耕太郎(ホークスオフィシャルメディア)

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