大事な大事な9連戦の初戦を見事快勝。連勝を4に伸ばし首位とは3ゲーム差のままですが、8日（木）時点で6も開いていた現在2位のライオンズとの差は「2ゲーム」に縮まりました。上位猛追、そして首位奪取へ勢いはさらに加速していきます。

大型連戦初戦の9月11日（火）、イーグルス戦（ヤフードーム）はエースと4番がヒーローになりました。

投の立役者、攝津正投手。4回までは1人の走者も許さない完全投球で試合を作り、7回を投げ切って3安打1失点の好投。自己新となるシーズン15勝目をマークしました。「球数がまだ少なかったし（96球）、もう少し投げないといけなかった」と反省の弁も、「ずっと調子は良い。余裕を持ってマウンドに上がれています」と自信の表情も見せました。これで最多勝争いは2位の大隣憲司投手らに3差をつけて独走状態。さらに勝率（.750）でもリーグトップに並び、投手二冠となりました。それをお立ち台で聞かされた攝津投手ですが、いつも通りクールな表情で「そうなんですか？　まぁ、嬉しいです」と話しただけ。「自分の成績よりもチームの勝利。投げる試合は全部勝つつもりでやっていますし、これからも同じです」とエースの自覚をのぞかせました。

打の立役者は、2試合連続本塁打を放ったペーニャ選手。9日（日）の試合ではレフトへの150ｍ弾でしたが、11日（火）は右中間へ流しての20号ソロ。「入るとは思わなかった。ラッキーなホームラン」と話しましたが、また違う形で驚きのパワーを見せてくれました。「これまでも攝津投手が良い投球をしていて、なかなか援護できないことがあった。何とか点を取りたいと思っていたから嬉しいね」と笑顔。お立ち台の締めくくりも、やはり前回同様の絶叫系。「イチ、ニ、サン、セッツー」と背番号50とともに手を挙げると、攝津投手は恥ずかしそうに笑っていました。