2012/09/23 (日)
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2軍首脳陣が<若鷹>を語る~投手編

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小川2軍監督
インタビュー

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1軍で先発する二保投手

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防御率1.33(リーグ1位)の千賀投手

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加藤コーチと話す川原投手

4年ぶりのウエスタン優勝を決めたホークス2軍。着実な成長を遂げている若鷹たちの現在地を、ファームの首脳陣に語っていただきました。今回は、リーグトップの防御率(2.39)を誇る投手編です。

優勝直後に小川一夫2軍監督に行ったインタビューでも名前が挙がったのは二保旭投手。今季4年目の右腕は11勝0敗、防御率1.37の好成績を残しています。7月30日に育成枠から支配下登録入りを勝ち取り、9月にはついに一軍デビュー。9月18日(火)のライオンズ戦(ヤフードーム)では一軍初先発のマウンドにも立ちました。二保投手について、加藤伸一2軍投手コーチは「昨年までよりも体力的にも精神的にもタフになった」と評価します。二保投手自身も「昨年から体重が13キロほど増えました。体が強くなった分、フォームが安定したのがいい方向に行っていると思います」と話しており、今後の活躍もますます楽しみです。

また、先発では二保投手を上回る防御率1.33(リーグ1位)をマークしている千賀滉大投手の活躍も見逃せません。ウエスタン優勝決定翌日の20日(木)に行われたバファローズ戦(雁の巣)では9回1死までノーヒッターの快投を見せました。川原弘之投手や巽真悟投手も多くの先発機会を経験。なかでも巽投手は小川2軍監督が評価を上げている右腕です。「ファーム最多勝の昨季よりも勝ち星は少ない(11勝→5勝)が、球の質は今季の方が上。16日のバファローズ戦(北神戸)に先発した時も8回にこの日最速の152キロをマークした。相手に向かっていく気持ちが出てきている」と話します。

マウンドでの闘争心は、加藤コーチが就任以来ずっと選手たちに言い続けてきたことです。
「我々は技術を教えるのも仕事だが、2軍にいる彼らはまだ技術がないからココにいる。精神的な強さは技術を補うことができる。だから一軍に上がる選手には『(二軍に)落ちるなら、打たれて落ちてこい』と声をかけています。もちろん、抑えてずっと一軍にいることがベスト。しかし、結果を求めすぎて、自分の力を出し惜しみして四球を出して失点するパターンが一番ダメ。だから『打たれて』といいます」

また、現在は1軍の<勝利の方程式>を担う藤岡好明投手や柳瀬明宏投手も今季序盤はファームでしっかり力をつけて、再び1軍での輝きを取り戻しました。

「我々も目的は2軍の優勝ではない。1軍の戦力となるための準備」(加藤コーチ)

今シーズン、ファームで積んだ経験と実績は、来季以降の1軍の舞台で生かすための準備期間です。次代のエース、次代の勝利の方程式は、またココから誕生します。

※成績はすべて9月23日まで

2012年9月23日掲載
田尻 耕太郎(ホークスオフィシャルメディア)

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