
打撃練習をする多村選手

笑顔の陽投手
パ・リーグ下克上を成し遂げ日本シリーズへ――「マニュライフ生命 クライマックス パ」ファイナルステージ(ファイターズ戦、札幌ドーム)が17日(水)、いよいよ開幕します。
4戦先勝のこのステージ。相手ファイターズには1勝のアドバンテージがありますが、小久保裕紀選手が言うように「日程的には我々が有利。実戦感覚はウチの方がある。アドバンテージをひっくり返す」とナインは気持ちを高めています。
このファイナルステージも、ファーストステージほどではないにしろ、短期決戦であることに変わりはありません。「ラッキーボーイ」的な選手の登場が勝利に結びつくことがあります。ファーストステージでは多村仁志選手が初戦から2試合連続マルチ安打をマーク。3戦目はノーヒットながらも、安打性の当たりを何本も飛ばしており、チームの中でも非常にバットが振れている1人です。
好調の理由を尋ねてみると、「いつもと変わりなくプレーすることだよ」と、大一番を前にも普段通りの笑顔で話してくれました。
「もう18年目。いろんな経験をしてきたからね。緊張感でいえば(2006年の)WBCがマックスだった。ホークスに来てから優勝争いも経験して、どんな時でも自分の持っている力以上のものは出せない。気負わないことだよね」
昨季の日本シリーズでもチーム1号となる特大ホームランを放って、逆転日本一の大きなポイントとなりました。「結果は誰にもわからない。ベストを尽くすだけ」というベテラン。この初戦は特に注目です。
そして、"開幕投手"を務めるのは陽耀勲投手。今季の成績は2勝3敗ですが、防御率は1.48という抜群の安定感を買われて抜てきされました。試合前練習ではいつもと変わらぬ笑顔もあり、準備は万全。この一戦に勝って、まずは1勝1敗のタイに持ち込みましょう!
2012年10月17日掲載
田尻 耕太郎(ホークスオフィシャルメディア)
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