2012/11/10 (土)
選手

内川選手が秋の宮崎で語る、「決意」と「感謝」

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バットを振り込む内川選手

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松田選手の真似をする内川選手。この秋もムードメーカーです!

今季157安打を放ち、昨シーズンの首位打者に続いて2年連続での打撃タイトルを獲得した内川聖一選手。特にシーズン終盤の8月に月間打率.400、9月には.386のハイアベレージをマークしました。

しかし、その時期、内川選手は右手薬指を骨折しており、痛みを抱えたままシーズン最後までグラウンドに立ち続けました。

そして秋――内川選手は宮崎秋季キャンプに参加。通常通りの練習メニューで連日汗を流しています。

「けど、我慢しながら、指のことを気にしながらやっています。それが悔しい」

おそらく、治療に専念するという理由でキャンプ不参加でも、誰もが納得するはずです。しかし、内川選手自身がそれは受け入れられないことでした。

「日本一を逃して、再スタートを切るチームの中に居られないのは寂しいこと。だから、(練習に制限を置いている)自分を連れてきてもらえたことに感謝したい」

クライマックスシリーズ敗退の際には悔し涙を流しました。特にファイナル2戦目では自身のミスもありました。

「あの負けによって、一年やってきたことが終わってしまう怖さを改めて知りました。それまでどれだけ勝利を積み重ねても、あれで終わり。二度とあんな思いをしたくない」

来季、ホークスの中心選手としての期待は、これまで以上に高くなるでしょう。小久保裕紀選手が各メディアを通じて、「内川が中心となって引っ張ってほしい」と話しているからです。当然、内川選手の耳にも届いています。

「名前を出していただいたことに感謝したい。『背負える人間でないと、背負えない。苦しいこともある。だけど、オマエならできる』と小久保さんには言っていただいたこともあります」

2013年は過去最高の自分へ。リーダーとして、一人の選手として、それを達成してみせるつもりです。

2012年11月10日掲載
田尻 耕太郎(ホークスオフィシャルメディア)

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