2012/11/16 (金)
選手

打棒復活をかける、本多雄一の秋

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秋山監督のトスで、
机に座ってティー打撃をする本多選手

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気合の入った表情でバットを振り込む

この宮崎秋季キャンプ。秋山幸二監督が積極的に野手陣に声をかける姿が目立ちます。その中で、キャンプ序盤は本多雄一選手と言葉を交わす場面をよく見かけました。

本多選手にとって2012年シーズンは苦しい戦いでした。前年は自身初のフルイニング出場と打率3割(.305)を達成しましたが、今季は首の痛みなどもありシーズン序盤に一時離脱。それでも選手会長としての強い責任感から「万全ではなくとも」と強い気持ちで試合に出続けて、守備面では2年連続のゴールデングラブ賞獲得と奮闘しましたが、打撃は打率.246と寂しい数字に終わりました。

打棒復活へ、秋山監督が本多選手に提案したのは珍しい練習方法でした。グラウンドに持ち出したのは、なんと学習机。本多選手はそれに座ってティー打撃を始めたのです。後日には脚立に座ってのティー打撃。本多選手は「バットを落とす」と、自分に言い聞かせるように打ち込みを続けました。

この練習に効果について藤本博史1軍打撃コーチは「下半身を固定することで、上半身の動きだけに集中することができる。バットを遠回りさせず内から出して、腕を柔らかく使う」と解説してくれました。

本多選手は第3クールまででキャンプ地・宮崎を離れ、「侍ジャパン」こと野球日本代表チームに合流。「緊張すると思うが、思い切ってプレーしたい」と意気込みを話しました。

2012年11月16日掲載
田尻 耕太郎(ホークスオフィシャルメディア)

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