開幕を翌日に控えた3月28日（木）、ホークスはヤフオクドームで全体練習を行い、最後の調整に汗を流しました。

その中で秋山幸二監督が報道陣の質問に応えました。まず現在の心境について問われると、「いよいよ長いシーズンが始まるなという気持ち。2月1日（のキャンプイン）からここまでやってきて、途中WBCで6名の選手が選ばれたこともあり、その分若い選手たちにチャンスがあった。そのため昨年よりも高いレベルで試合に入っていけるのではないか」と納得の表情。また、WBC組の6選手についても「日本代表に選ばれる実力を持った選手たち。彼らにはチームを引っ張ってもらいたい」と期待を寄せました。

その中の1人、攝津正投手に開幕のマウンドを託します。「心配していたのはWBCでは中継ぎで調整していたことだったが、先日のオープン戦（23日カープ戦で先発）で80球近くを投げたから」と全幅の信頼を持って送り出します。

また、4番打者争いについても「昨年の後半はペーニャが座り、オープン戦ではラヘアが好調だったので、途中から4番でどのような打撃をするか確かめたくて起用した。（開幕4番は）明日からの楽しみにしてください（笑）。こればっかりは、4番を打ち続けてくれればいいが、変化していく可能性もある」と笑顔交じりで話しました。

今宮健太選手や柳田悠岐選手ら若手についても「去年経験を積んだし、オープン戦でも結果を出した。本番でもすんなり入ってくれればいい」と期待しつつ、「昨年はチャンスがありながら日本一になれず、我々もファンの皆さんも悔しい思いをした。その気持ちを持ってシーズンを戦っていきたい。目指すところは日本一しかない。1試合1試合を大事にしながら、白星を積み重ねて最後は日本一をつかみ取る」と、「超！」力強く日本一奪取を誓いました。