6月6日（木）に5月度の「ミズノ月間MVP」（ファーム）の受賞選手が発表され、ウエスタン・リーグでは嘉弥真新也投手が選出されました。

嘉弥真投手は、5月度は4試合に登板して月間リーグトップタイの3勝をマーク。開幕当初は中継ぎでしたが、5月から先発として起用されると安定感がさらに増して、月間リーグトップの防御率0.43をマークしました。シーズントータルでも14試合に登板して6勝1敗、防御率0.71と好成績を残しており、5月31日（金）に一軍登録されました。一軍でもここまで3試合に登板して無失点投球を続けています。

嘉弥真投手は今季がプロ2年目のサウスポー。昨季は一軍で4試合に登板するも、防御率12.46と力を発揮することができませんでした。巻き返しを図るため、今年1月は同じ左腕の森福允彦投手に弟子入りする形でグアム自主トレを敢行。その中で森福投手から「キャッチボールの時からしっかり考えて投げるように」とアドバイスを送られたことが飛躍のきっかけになったといいます。「それまではウォーミングアップの一環としてやっていたけど、球の質や投げ終えた後の形などを1球1球考えるようになりました」。それがフォーム固めにつながり、「調子が悪い時でも抑えられるようになった」と成長を実感しています。また、小川一夫二軍監督も「コントロールが良くなったし、スピードも140キロ中盤くらい出る」と評価しています。

この受賞を機に、さらに自信を深めて一軍定着へ。嘉弥真投手の今後の活躍がますます楽しみです。