交流戦優勝を果たし次なる目標へ――2年前の「完全優勝」の再現へ、6月21日（金）からはリーグ戦が再開します。最初のカードはイーグルス3連戦。初戦は福島・郡山、2戦目以降はKスタ宮城で行われるビジターでの戦いです。

イーグルス戦は今季3勝3敗。交流戦を挟んだため、直近のカードが4月16日（火）から18日（水）の仙台での3連戦でした。この時は2勝1敗で勝ち越し。特に2戦目（4月17日）は帆足和幸投手のホークス移籍後初勝利という思い出深い試合（5対1で勝利）でした。帆足投手は3戦目の先発が予想されています。交流戦で4戦4勝と調子を上げてきた左腕。「勝てたのは周りのおかげ。変わらないスタイルで投げていきたい」と今後の活躍も誓いました。また、初戦に先発する攝津正投手は昨季からイーグルス戦負けなしの5連勝中と好相性。大事なリーグ再開初戦は、やはりエースにマウンドを託します。

そして、交流戦で「超！」好調だった打線にも期待大です。交流戦は打撃ランキングで上位3人をホークス勢が独占。その中で首位打者を獲得し、MVPにも輝いた長谷川勇也選手。打率.418という史上最高打率を残しましたが、19日（木）の受賞会見では意外にも「終盤に自分に隙を作ってしまった。最終戦で3安打を打ったけど、4割を打つ打者のスイングではなかった」と猛省モード。それだけに「僕にとっては試合のない4日間は大きかった」とばっちり修正をして、パ・リーグでの戦いに臨むことができます。さらにイーグルス戦は対戦打率.440と好相性で、この3連戦でも打撃のキーマンとなるでしょう。もちろん交流戦.385で2位の内川聖一選手、同.360と12球団トップの23打点をマークした松田宣浩選手、切り込み隊長の中村晃選手らにも期待が集まります。