2013/07/15 (月)
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今宮選手が人生初のサヨナラ打!「今までにないくらい興奮」

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【7月14日(日) ホークス3×-2バファローズ ヤフオクドーム】

その瞬間、満面笑顔の選手たちがベンチから駆け出した。ヤフオクドームのスタンドのファンは総立ちで拍手。その歓喜の中心には、今宮健太選手がいました。

劇的勝利でした。2対2の同点で迎えた9回裏、2死一、二塁の好機で今宮選手が初球打ちの積極攻撃。打球がライト前に転がると、二塁から本多雄一選手が快足を飛ばして本塁に滑り込みました。「野球人生でサヨナラ打を打ったのは初めて。今までにないくらい興奮しています」。直後のお立ち台では、手の震えがまだ止まりませんでした。

しかし、打席では冷静そのものでした。「(相手投手の)平野さんは、初球は必ずまっすぐでくる」と読み、いつもは長く持つバットを指一本分短く持っていきました。「速いストレートに負けないよう、思い切って打ち返すことだけを考えていました」。打ったのは150キロのストレート。「打った瞬間に抜けたと思いました。サヨナラになったのは本多さんの激走のおかげ。本多さんに感謝です」。

その本多選手は「とにかくいいスタートを切ることだけを考えていました。外野手は前に守っていたけど、あとは三塁コーチャーの指示に従うだけ」と無我夢中に走りました。「こんなに嬉しい勝利は久しぶり。ホームインしたときは子どものようにはしゃいじゃいました!」とサヨナラの瞬間は両手を突き上げて、飛び跳ねるようにして喜びを表していました。

そして、今宮選手。「球界屈指の上手さ」と評される守備でも、見ごたえ十分のプレーを見せてくれました。先制を許した5回表。なおも2死二塁のピンチで、左打者の坂口選手が放った三遊間の打球に膝をつきながら反応すると、素早く一塁へスロー。体制を崩しながらも素早い判断と強肩で、見事アウトにしてみせました。「飛んでこい。常にそう思いながら守っています。全てのボールが飛んできても、全部アウトにしてやる。そういう気持ちで守っていますね」。凡打も含めて「今日は内容が良く、ノッているなと感じていました」。

21歳のラストデーを見事に飾り、7月15日(月)は22歳の誕生日。「またここからも活躍していきたい」。苦しんだチームを救った若鷹の輝きが、ペナントレースの流れを大きく変えてくれるはずです。

2013年7月15日掲載
田尻 耕太郎(ホークスオフィシャルメディア)

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