ファンマーケティングの成功事例5選。プロ野球のスポンサーシップを活用した効果的な施策
市場の競争性が高まる現代において、将来にわたって安定した利益を確保していくためには、企業を支持するファンの存在が必要不可欠となっています。企業が顧客とのつながりを強化して、自社のファンを育成する戦略として“ファンマーケティング”が注目されています。
この記事では、ファンマーケティングが注目される理由や企業が得られる効果、プロ野球のスポンサーシップを活用した成功事例を紹介します。
なお、福岡ソフトバンクホークスのスポンサーシップを活用したブランド認知・価値向上の施策はこちらの資料をご確認ください。
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目次[非表示]
ファンマーケティングとは。企業戦略として注目される理由
ファンマーケティングとは、自社商品やブランドに対して強い愛着を持つファンを育成・獲得することを目指したマーケティング戦略のことです。モノや情報があふれる現代では、消費者が自由に情報収集や比較検討を行えるようになりました。その結果、価格・性能面だけで競合他社との差別化を図ることが難しくなりつつあります。このような市場環境のなかで競争力を高めるには、ブランドが持つ付加価値を創出したり、消費者の「好き」「応援したい」といった感情的な結びつきを強化したりして、自社を支持するファンを獲得することが必要です。ファンマーケティングを通じて自社のファンを増やすことは、長期的かつ安定した収益を確保するうえで重要な取り組みといえます。
ファンマーケティングによって得られる効果
ファンマーケティングによって自社商品やブランドのファンを増やすことで、さまざまな効果が期待できます。
▼ファンマーケティングによって得られる効果
- リピーターの増加による売上の向上・安定化
- ファンによる情報発信を通じた新規顧客の獲得
- ブランド価値の向上 など
自社を支持するファンを育成すると、一度の購入だけでなく長期的なリピーターを増やすことができます。顧客一人当たりから得られる利益(LTV:顧客生涯価値)が高まることにより、売上の向上・安定化につながります。また、ファンが自身の友人・知人に紹介したり、SNSでシェアを行ったりして、自社商品やブランドの魅力を広く発信してくれます。これにより、従来の広告宣伝活動では接点を持てなかった新たな顧客層を獲得できる可能性があります。さらに、多くのファンから愛される企業や商品は、社外のステークホルダーからの信頼や評価につながり、ブランド価値の向上に結びつきます。価格競争を回避して持続可能な企業活動を目指すためにも、ファンマーケティングは効果的と考えられます。
ファンマーケティングの施策に活用できるプロ野球のスポンサーシップ
スポンサーシップは、企業がスポーツチームやイベントに資金・物品などを提供することにより、広告掲出やプロモーション活動などに活用できるさまざまな権利を得る契約形態のことです。
『福岡ソフトバンクホークス』では、チームをご支援いただくスポンサー企業様に向けた多彩なスポンサーシップのメニューを用意しています。年代を問わず親しまれるプロ野球と、ホークスの球団が持つさまざまな資産を生かして、ファンマーケティングの効果的な施策を実施できます。
▼プロ野球が持つ資産
- 人々に感動や勇気、夢を与えるエンターテインメント性
- 豊富な露出媒体(テレビ・新聞・インターネット配信・スタジアムや球場広告、公式SNSなど)
- 地域に根付いたチームファンからのサポート
- 一体感を醸成する試合観戦 など
▼ホークスが持つ資源
- 九州エリアでの高い知名度
- パ・リーグにおけるNo.1のファン数
- 球団のシンボルとなるロゴやキャラクター
- 本拠地(みずほPayPayドーム)での広告掲出 など
従来のマーケティング活動では接点を持てなかった顧客層への訴求により、新規顧客の獲得や自社を支持するファンの育成につなげられます。また、ホークスとプロ野球が持つコンテンツを利用して、既存顧客に対するキャンペーン施策やブランド価値の発信を行うことも可能です。
スポンサーシップの仕組みやメリットは、こちらの記事をご確認ください。
ファンマーケティングの成功事例5選。ホークスのスポンサーシップを活用した施策
福岡ソフトバンクホークスのスポンサーシップ契約で提供する権益メニューをご活用いただき、ホークスのファン層に対して継続的なアプローチを実施できます。ここからは、ファンマーケティングの成功事例を5つ紹介します。
成功事例①公式サイトでのキャンペーン告知
スポンサー企業様が展開するキャンペーンの情報をホークスの公式サイトに掲載したり、貴社のWebページへリンクさせたりして告知を行えます。
▼公式サイトでのキャンペーン告知例
ホークスのファンが利用する公式サイトを通じた直接的なアプローチによって、新たな顧客層との接点を創出することが可能です。
※カルビー株式会社の「ホークスキャンペーン」は2025年3月31日(月)をもって終了しています。
※キャンペーンの実施ならびに公式サイトでの告知はオフィシャルスポンサー限定となります。
成功事例②観戦チケットやグッズを特典とした応援キャンペーンの実施
スポンサー企業様のSNSフォロワーやファンクラブ会員などを対象に、試合観戦の招待や公式ユニフォームのプレゼントなどの企画を実施できます。野球とホークスが好きな人にとって、特別感のある体験価値を提供することが可能です。
▼応援キャンペーンの例
※エースコック株式会社の「福岡ソフトバンクホークス応援キャンペーン」は2025年7月31日(木)をもって終了しています。
※オフィシャルスポンサー限定での実施となります。
また、ホークスとの共同キャンペーンを通じて、企業公式SNSへのコメント募集やアンケート投票などの企画を実施すると、ファンとの双方向のやり取りが生まれ、良好な関係づくりに役立てられます。
成功事例③ファン参加型イベントでブランドへの共感を育む
小学生が無料で参加できる野球イベント『ベースボールキッズ』への協賛を通じて、野球を楽しむ子どもたちやその家族との接点を創出し、ブランドへの親近感を高めることができます。
▼ベースボールキッズ
こうした活動は、企業のミッションやビジョンなどを自然に体験してもらえるきっかけとなり、ファンの共感を生むことで顧客ロイヤリティの向上につながります。
成功事例④球団ロゴやキャラクターの使用による好感度・信頼度の向上
スポンサー企業様の広告物や商品などに、ホークスのシンボルとなる球団ロゴやキャラクターを使用することが可能です。
▼球団キャラクターとメッセージのロゴを記載したアルコール飲料品
ホークスが持つ知名度やプロ野球のポジティブなイメージと紐づけてアピールすることで、好感度・信頼性の向上が期待できます。また、スポンサー企業として認知されると、ホークスを応援するファンにも関心や愛着を持ってもらえると考えられます。
球団ロゴやキャラクターの活用例についてはこちらの記事をご確認ください。
成功事例⑤ジュニアチーム運営などの協賛でCSR活動を推進
小学5~6年生を対象としたジュニアチームの運営や、中学生を対象とした野球大会『ホークスカップ』の主催なども行っています。協賛を通じてチームや選手を応援する機会を提供することで、青少年の健全な育成や野球の発展に寄与し、企業のCSR活動を推進することができます。
企業として社会的責任を果たすことで、ファンの共感を得てブランドへの信頼を高めます。
▼ホークスカップ

まとめ
この記事では、ファンマーケティングについて以下の内容を解説しました。
- ファンマーケティングが注目される理由
- ファンマーケティングによって得られる効果
- ファンマーケティングの施策に活用できるプロ野球のスポンサーシップ
- ホークスのスポンサーシップを活用した成功事例
ファンマーケティングによって、自社商品・ブランドに愛着と信頼を持つファンを増やすことで、長期的な収益の安定化や新規顧客の獲得などにつなげられます。プロ野球のスポンサーシップを活用すると、球団やプロ野球が持つ資産を取り入れて、企業と紐づけたさまざまなアプローチを行えるようになります。
『福岡ソフトバンクホークス』では、スポンサー企業様のキャンペーン企画やブランド価値の発信などにご活用いただける多彩なスポンサーシップのメニューを用意しています。ホークスのファンを巻き込む施策や、既存顧客に対する好感度・信頼性の向上、体験価値の提供などにお役立ていただけます。詳しくは、こちらの資料をご確認ください。