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物流の“今”を伝え、未来へつなげていきたい

公益社団法人 福岡県トラック協会
副会長(兼 広報委員長) 木村 正昭 様

企業概要: 道路貨物運送業
加盟事業社数:約2,300 社(2025年9⽉時点)
課題(契約当時):業界認知、人手不足

福岡県トラック協会は、県内の貨物自動車運送事業者を会員とする業界団体です。物流を通じて国民生活や地域経済を支えることを使命に、業界の健全な発展や安全・安心な輸送体制の確立に取り組んでいます。

2025年から福岡ソフトバンクホークスとオフィシャルスポンサー契約を締結しています。冠協賛の実施やその権益を活用したキャンペーンなどを実施しています。

今回は、公益社団法人 福岡県トラック協会の副会長 兼 広報委員長の木村 正昭 様にお話を伺いました。

導入の背景

  • 物流業界の認知度向上とイメージ改善を図りたい
  • 物流の存在意義を地域社会に伝える手段を探したい

導入の決め手

  • ホークスのSNSのフォロワーが130万(当時)という規模であることから、その発信力を活かすことでこれまでアプローチできなかった層にリーチできる
  • 人材確保やイメージ改善といった、業界の未来につながる施策を展開できる

導入後の効果

  • SNSキャンペーンを通じて、フォロワー数や応募数が増加し、広報活動の手応えを得ることができている

  • 冠協賛試合を実施したことで、約4万人の来場者に業界の現状を知ってもらうことができ、未来につながる手応えを得られている

  • SNSなどで応援の声を直接いただいたことで、「トラック業界も応援されている」という認識が生まれ、協会や会員企業の誇りにつながっている

物流の“今”を伝えたい

弊協会は、県内の貨物自動車運送事業者が会員となる業界団体で、業界の健全な発展や安定した輸送力の確保、安心・安全な輸送体制の構築を目的としています。物流は経済や生活を支える社会インフラであり、日本の荷物の約9割をトラックが担っています。

一方で、現在はドライバー不足や車両コストの高騰、労働環境の改善など多くの課題に直面しています。その根本には物流業界の重要性に対する社会全体の認知不足があると考えています。だからこそ、まずは業界の現状や役割を多くの方に知っていただくことが大切です。

私は副会長兼広報委員長として、イベントなどを通じた広報活動を担当しています。こうした取り組みにより、業界の魅力や役割を伝え、将来の担い手確保や地域の理解促進につなげたいと考えています。

物流業界をもっと知ってもらうために

協会の広報委員会では、以前からトラック業界の現状を広く知っていただくための発信に力を入れてきました。ただ、若い世代など十分に届いていなかった層へリーチできる、より効果的な手段を模索していました。

そこで注目したのが、ホークスさんのブランド力と発信力です。ホークスさんのSNSのフォロワーが130万以上(※当時)という規模に着目し、協会アカウントのキャンペーンに関する投稿をホークスさんのアカウントでリポストいただくことで、これまでと異なる層へ広げていける可能性を感じました。さらに、福岡のみならず九州全域に厚いファンベースを持つ点も、地域横断で業界をPRしていくうえで大きな魅力でした。

ホークス営業担当からのプレゼンを経て、契約は委員会の多数決で決定しました。交渉開始から締結までは比較的スムーズに進み、約3か月程度で2025年春に契約に至りました。その後は冠協賛試合やキャンペーンの準備を本格化させ、「まずは知っていただく」という当初の目的にまっすぐ向き合って取り組んでいます。

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施策の目的と効果


SNS強化を軸にした年間キャンペーン


協会がスポンサーシップで最も重視したのは「SNSを通じた発信力の強化」です。これまでなかなか届かなかった層にアプローチするため、リポストを条件としたSNS応募キャンペーンを展開しています。

景品も、始球式や花束贈呈の参加権から観戦チケット、サイン入りグッズ、ユニフォームなど月ごとに変え、飽きさせない工夫で長期的に関心を持ち続けてもらえるようにしました。

01  

継続性のあるPR

8カ月連続でSNSを通じてチケットやグッズ、始球式が当たるキャンペーンに応募・参加できる仕組みを用意し、物流業界を継続的に意識してもらえる場を作りました。

キャンペーンはリポストによる拡散を主な参加方法としたことで、フォロワー以外の層にも広く情報を届けることができました。その結果、インプレッション数は従来比で5倍以上に伸び、フォロワー数も約1.5倍に増加しました。参加のたびに多くの反応が集まり、非常に高い手応えを感じました。

02  

体験型特典による注目度

冠協賛試合の始球式や「オン・ユア・マークス」といった特別な体験を特典にしたことで、大きな反響がありました。

実際に当選者からは喜びの声がSNSに投稿され、協会の取り組みへの注目度を大きく高めました

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冠協賛試合「福岡県トラック協会スペシャルDay」

2025年8月10日に「福岡県トラック協会スペシャルDay」と題した冠協賛試合を実施しました。福岡だけでなく九州全域、さらには全国から最大約4万人の観客が集まる場で「モノを動かさなきゃ日本の明日はない」のフレーズが球場全体で掲出されたことは、業界を広く知っていただくための大きなPRの場になりました。

私自身も当日球場に足を運び、大型ビジョンに協会の名前が映し出されるのを目にして、「まずは知ってもらう」という目的を果たすことができたと強く実感しました。お子さまからご年配まで幅広い層が来場していて、物流業界の存在を世代を超えて届ける機会になったことはとても良かったです。

さらに、試合前にはドライバー不足や燃料高騰といった業界課題を伝えるアナウンスを行い、適正運賃の必要性や再配達削減への協力を呼びかけました。観客の皆さまに「心がけてみよう」と思っていただいたり、身近なドライバーに「ありがとう」と声をかけてもらえるきっかけになっていれば嬉しいですね。

トラックへのステッカー掲出

キャンペーンの一環として、加盟事業者のトラックに貼付できる応援ステッカーを配布しました。トラックが街中を走ることで「物流が日常を支えている」という存在感を目にしてもらう狙いです。

ステッカーを貼ったトラックの写真をSNSに投稿することでキャンペーンに参加できる取り組みも行い、実際に「街で見かけた」という投稿も寄せられました

今後は、車両サイズに合わせてステッカーを大きくするなど、より多くの人の目に触れる機会の創出になるように工夫を検討しています。

SNSでの拡散と反響

長期間にわたる年間キャンペーンを通じて、想定以上の反応を得ることができました。多くの応募が集まる中で、ドライバーへの感謝のコメントなど、心温まる応援メッセージも多数いただくことができました。そのお声はドライバーの励みとなり、大変ありがたいものでした。

年間を通したキャンペーンの効果と、リポストによる拡散により、今まで届いていなかった方々にも情報が届き、業界認知の裾野を広げられたことを強く感じています。

物流業界の魅力発信と次世代への取り組みを更に強化したい

今後も引き続き、ホークスさんとの取り組みを通じて、運送業界の現状や課題について発信を続けていきたいと考えています。「物流は当たり前ではない」ということを伝え、社会全体で物流を支えていく環境を整備していきたいです。

また、冠協賛試合やSNSキャンペーンといった取り組みは継続しつつ、業界最大の課題であるドライバー不足の解消に向け、次世代への働きかけを意識した新しい施策にも挑戦していきます。

ホークスさんと共に、 物流が社会に不可欠な存在であることをわかりやすく伝え、地域の皆さまに愛される活動を続けることで、協会としても業界全体のイメージ向上と未来につながる基盤づくりを進めてまいります。

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