リブランディングとは? 企業担当者が押さえる3つのポイントと進め方

「長年親しまれてきたブランドが時代に合わなくなる」「事業の方向転換でブランドとのズレが生まれる」など、ブランディングを行っているとさまざまな課題が出てきます。こういった状況を整理し、時代や市場の変化に合わせてブランドを進化させる取り組みがリブランディングです。
リブランディングは単なるデザイン刷新やロゴの変更だけではなく、企業の本質的な価値や存在意義を改めて問い直し、社内外へ発信する重要な役割を果たします。
この記事では、リブランディングの概要や効果、実施する際の進め方、ポイントについて解説します。
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リブランディングとは
リブランディング(Rebranding)とは、企業の価値や印象などを現在の状況に合わせて見直し、社内外に発信する取り組みのことです。
ロゴやデザインを変えるといった“見た目の刷新”にとどまらず、理念・提供価値・顧客体験まで含むブランド全体を再定義する点にあります。
具体的には「私たちは何者か」「どんな価値を提供するのか」「顧客にどのような体験を約束するのか」といった根幹の見直しを行います。
▼ブランディングとリブランディングの違い
取り組み | 概要 | |
ブランディング | ブランドを新たに創出し、市場に認知させ、育てる。 | 新規参入や新事業立ち上げ時に実施。ブランドアイデンティティ(誰に・何を・どう提供するか)をゼロから定義し、一貫したイメージを構築・浸透させるプロセス。 |
リブランディング | 既存ブランドを対象に、核となる要素を見直し再定義・再構築する。 | 市場や事業環境の変化を踏まえ、既存ブランド資産を生かしつつ時代に適応した形へ再設計。 |
リブランディングとブランディングは、いずれもブランドを構築・強化する観点では同じですが、アプローチに違いがあります。ブランディングが「創造と育成(作る行為)」、リブランディングは「見直しと再構築(作り直す行為)」を軸としています。
リブランディングがもたらす効果
リブランディングは、今までのブランドイメージを刷新するだけでなく、顧客からの見え方や市場での立ち位置、組織体制や採用力の向上に至るまで企業全体に影響します。
顧客・市場
リブランディングによって顧客からの印象だけでなく、業界内での立ち位置や外部からの評価も変わります。ブランドの価値や強みが再定義されることで、そのメッセージが顧客に伝わりやすくなり、結果として認知や好意が向上します。
例えば、リブランディングによって「古い、堅い」といったブランドイメージが「新しい、柔軟」といった印象へ変化することで、これまで届かなかった顧客層にもアプローチしやすくなります。
市場の目線では、「どの領域の企業なのか」「競合と比べて何が強みなのか」といった認識が整理され、業界内でのポジションが明確になる効果も期待できます。
組織・採用
リブランディングは、社外イメージの刷新だけでなく、組織内部や採用活動にも影響を与えます。
リブランディングを行うプロセスの中で、企業の理念や目指す方向が整理でき、社内で共有すべき価値観が明確になります。ブランドの軸が確立されることで、社員の共感や一体感が高まり、部門を超えた企業全体の一体感につながります。
さらに、その価値観が社外にも発信されることで、「どんな信念の会社なのか」「どんな人が活躍しているのか」が採用候補者に伝わりやすくなります。その結果、企業の考え方に共感した人材が集まりやすくなり、採用後のミスマッチを防ぐ効果も期待できます。
リブランディングの進め方

リブランディングを進めるには手順を決めて段階的に進めることが基本です。ここでは5つのステップに分けて整理します。
▼ステップ早見表
ステップ | 概要 |
ステップ1 | 現状を分析する |
ステップ2 | ブランドの核を再定義する |
ステップ3 | デザイン・表現を再設計する |
ステップ4 | 社内に深く浸透させる |
ステップ5 | 社外へ発信しメッセージを一貫させる |
ステップ1|現状を分析する
リブランディングの起点となるのは現状分析です。
現在のブランドの認知、イメージ、強みや弱みなどを洗い出し、市場や顧客にどう受け止められているかを客観的に整理します。市場調査や顧客アンケート、競合調査なども並行して行い、「期待されていること」と「伝えたいこと」にズレがないか確認します。
ステップ2|ブランドの核を再定義する
現状分析を踏まえ、リブランディングの方向性を決める「ブランドの核」を再定義します。
ブランドの目的や企業としてめざす姿を見直し、事業戦略と矛盾しない形に整えます。重要なのは抽象的な言葉を増やすことではなく、「誰に何を約束するブランドなのか」を一文で明確に言える状態にすることです。
ステップ3|デザイン・表現を再設計する
新しいブランドの核が整ったら、デザインや表現を誰が見ても同じ印象で受け取ることができる形に落とし込みます。
ブランドが大切にする価値観やスタンスが伝わるよう、コピーやメッセージの軸を定めます。そのうえでブランドのロゴ、カラー、フォント、写真やイラストのトーンなど、視覚要素を整え、世界観を統一するように心がけましょう。
また、デザインを「作って終わり」にしないことも重要です。Webサイト、広告、営業資料、採用ページなど、チャネルごとにどう使うのかを想定し、表現のルールを具体化します。担当者や制作物が変わっても印象がぶれないよう、最低限守るべき基準をガイドラインとして整理しておく必要があり、運用可能な粒度でルールを整えます。
ステップ4|社内に深く浸透させる
社内には、リブランディングした背景や狙い、再定義した判断基準を明確に共有し、社員が日々の行動に反映できる状態をつくります。リブランディングに至ったストーリーを丁寧に伝えることも必要です。
突然の変更は会社への不信につながるため、「なぜ変えるのか」「新ブランドがどんな価値をもたらすのか」を一貫したメッセージで社内に周知します。
ステップ5|社外へ発信し、メッセージを一貫させる
ブランドを再定義した後は、新しい考え方や表現を社外に発信していきます。
この工程は単なる「変更のお知らせ」ではなく、なぜこのタイミングでリブランディングを行ったのか、何が変わり、何が変わらないのかを整理して伝えることが重要です。
具体的には、Webサイト、営業資料、採用ページ、広報コンテンツなどに新しいブランドの考え方やメッセージを反映していきます。発信のタイミングや内容にばらつきがあると、企業の姿勢が分かりにくくなってしまうため、同じ考え方を軸に、全てを一貫した形で発信することが求められます。
また、既存顧客に対しては不安が生じやすいため、「これまで大切にしてきた価値」と「これから強めていく価値」を整理したうえで、丁寧に伝えることが欠かせません。
リブランディングの3つのポイント

リブランディングは投資が大きくなりやすいプロジェクトです。成果につなげるために、押さえるべきポイントを3つ解説します。
①“見た目だけ変える”で終わらせない
リブランディングで陥りやすい失敗が「ロゴやデザインを変えること」自体が目的化してしまうケースです。
本来、ビジュアルの刷新は手段にすぎません。大切なのは、提供価値や顧客への約束、競合との違いといった“ブランドの中身”を整理し、事業の方向性と矛盾しない形で一貫して伝えられる状態にすることです。
もし戦略と表現が一致していなければ、顧客には「雰囲気だけ変わった」「中身はそのまま」と映り、期待するリブランディングの効果は得られません。社員の行動も顧客体験も変わらないままでは、ブランドの進化として認識されず、投資対効果も低くなってしまいます。
②経営と現場の協力が必須
リブランディングは、経営トップの意思決定と現場の理解・納得、両方がそろって初めて機能します。
経営主導だけで進めると、現場の業務実態や顧客接点とのズレが生じやすく、結果としてリブランディングした内容が日々の業務や行動に使われなくなってしまいます。その状態では、見た目だけが変わり、リブランディングが形骸化するリスクが高まります。
そのため、早い段階から現場の声や実態を分析プロセスに取り込み、共有しながらブランドを再定義していくことが重要です。ブランドの考え方を現場とともに言語化することで、再定義した方針が日々の判断や行動に反映されやすくなります。
③既存顧客の信頼を守りながら進化させる
リブランディングではすべてを変えるのではなく、「何を変え、何を守るのか」を整理することが欠かせません。
長年にわたって築かれた信頼・愛着・コアバリューといった、ブランドがすでに獲得できている「らしさ」は残しつつ、時代に合わせて必要な要素だけをアップデートすることが重要です。新しい方針を打ち出す際は、変更に至った背景や新たに提供する価値を丁寧に説明することで、既存顧客の不安を抑え関係性を保ちやすくなります。
リブランディングを発信できる福岡ソフトバンクホークスのスポンサーシップ

リブランディング後は、新しい価値やメッセージを、影響力の大きい媒体を通じて市場へ届け、認知と新たな信頼を積み上げていく必要があります。
福岡ソフトバンクホークスのスポンサーシップは、年間数百万人が集う熱量の高い空間と、テレビ・Webを通じた圧倒的な露出を兼ね備えており、リブランディングのメッセージを強力かつ広範囲に届けるプラットフォームとして有効です。
命名権(ネーミングライツ)
スタジアムや施設名に企業名を冠することは、リブランディング後の新しい企業名やブランド名を大規模かつ長期的に市場へ届ける効果的な手法の一つです。
▼ネーミングライツ『みずほPayPayドーム福岡』

刷新したロゴやブランドカラー・イメージを冠した名称が日常会話やメディアで繰り返し取り上げられることで、企業名やブランド名が人々の記憶に残りやすくなります。
広告(ビジョン広告、グラウンド看板広告など)
スタジアム内の大型ビジョンやグラウンド看板広告は、試合観戦に訪れる観客に向けて、リブランディングのメッセージをダイレクトに届けられる媒体です。
▼ビジョン広告『センタービジョン』

大型ビジョンでは、新しいブランドストーリーを映像で情感豊かに訴求したり、刷新後の理念を短いコピーで分かりやすく伝えたりすることができます。
▼グラウンド看板広告『外野フェンス広告』

グラウンド看板はテレビ中継での露出が高く、視聴者に対して新しいロゴやブランドイメージを継続的に刻み込む役割を果たします。
冠協賛(ゲームデースポンサー)
特定の試合日に企業名やブランド名を冠するゲームデースポンサーになることで、リブランディングを外部に向けて発信する手法です。
試合に紐づくイベントやセレモニーを通じて、新しいブランドの考え方や方向性に触れてもらう機会をつくることができます。その他にも、新ブランドを体現する体験型コンテンツをPRブースなどで展開することも可能です。
▼冠協賛(ゲームデースポンサー)『勝利の花火演出時の社名掲出』

ライセンス契約
ホークスのマスコットやロゴを活用できるライセンス契約は、リブランディング後のブランド発信を加速させる有力な手段です。
刷新された企業ロゴやブランド要素をホークスのライセンス商品と組み合わせることで、スポーツファンに向けて、親しみやすく自然な形で新ブランドに触れてもらう機会を創出できます。
▼ライセンス契約『ホークスとタイアップ』

まとめ
この記事では、リブランディングについて以下の内容を解説しました。
リブランディングとは
リブランディングがもたらす効果
リブランディングの進め方
リブランディングの3つのポイント
リブランディングを発信できる福岡ソフトバンクホークスのスポンサーシップ
リブランディングは、単に見た目を変える施策ではなく、事業や組織の変化に合わせてブランドの考え方を見直し、社内外に一貫して伝えていく取り組みです。どこを変え、どこを守るのかを整理しながら進めることで、顧客や社内の理解を得ることにつながります。
『福岡ソフトバンクホークス』では、リブランディングによるメディア露出を、球場での広告掲出やコラボレーション商品のライセンス付与などの多様な権利で支援しています。リブランディングによる貴社の新たな価値を発信する手法のひとつとしてご活用いただけます。
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