階段広告(ステップ広告)とは?認知拡大につなげるポイントと事例3選
移動や集客の「動線」そのものを巨大なメディアへと変貌させる「階段広告(ステップ広告)」。近年、駅構内や商業施設のみならず、プロスポーツチームのホームスタジアムをはじめとする大型集客施設などでも、有効なプロモーション手法として注目を集めています。
日常生活やイベント観戦時の移動空間に溶け込みながらも、人の視線構造や心理にダイレクトに訴求する階段広告は、従来の平面ポスターや看板広告とは異なる多くの特徴を持っています。
本記事では、階段広告が注目される理由やその特徴、実際の活用事例についてご紹介します。
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・広告の種類と目的・ターゲットに合わせた選び方を解説
・認知拡大とは?企業活動における重要性とスポンサーシップ活用事例を紹介
目次[非表示]
- 1.階段広告(ステップ広告)とは?
- 2.階段広告(ステップ広告)が注目されている理由
- 2.1.ただの移動ルート(階段)を、目を惹く広告スペースに変えられる
- 2.2.写真撮影やSNSでの二次拡散の機会を生み出しやすい
- 2.3.移動時の自然な視線を集めるためメッセージを届けやすい
- 2.4.特定の行動・動線に合わせたターゲット設定ができる
- 3.階段広告(ステップ広告)の主な種類と特徴
- 3.1.階段広告(蹴上げ広告)
- 3.2.階段正面広告
- 3.3.トリックアート型広告
- 4.階段広告(ステップ広告)が展開できる主なロケーション
- 4.1.駅構内の階段(蹴上・壁面)
- 4.2.大型商業施設・ショッピングモール
- 4.3.スポーツチームのホームスタジアム
- 5.みずほPayPayドームにおける階段広告(ステップ広告)の導入事例
- 6.階段広告(ステップ広告)に関するよくある質問(FAQ)
- 7.まとめ
階段広告(ステップ広告)とは?
階段広告は別名ステップ広告とも呼ばれ、その名の通り建築物の階段部分に存在する広告のことです。主に段差の垂直面である「蹴上げ」部分や、階段正面の壁面、手すり横の空間などを活用します。
通常、人が階段を上る際には、足元の安全を確認するために自然と目線が前方のステップに向かいます。階段広告はこの「行動心理に基づいた視線」を捉える広告メディアです。階段そのものに広告を掲示するものもあれば、各段の蹴上げ部分に分割したシートを配置することで、階段の下から見上げた際に、分割されたパーツが一つの大きなビジュアルやメッセージとして見えるよう設計されているものもあります。
単なる掲示物として存在するのではなく、施設やエリアの空間そのものをメディア化できる点が大きな特徴です。
階段広告(ステップ広告)が注目されている理由
デジタル施策やWEB広告による情報収集が日常化する一方で、実生活の移動空間で直接触れる屋外・交通広告ならではの価値も改めて注目されています。 特に階段広告(ステップ広告)は、以下のような要素から「認知度向上」と「話題化(拡散)」を同時に狙えるリアルメディアとして注目されています。
ただの移動ルート(階段)を、目を惹く広告スペースに変えられる
単なる移動経路として通り過ぎてしまいがちな階段を、空間全体でメッセージを伝えるプロモーション媒体へと変えることができます。視界の広範囲をカバーする大きな表示面を構成できるため、利用者に強い印象を与え、空間全体の雰囲気を一変させる演出が可能です。
写真撮影やSNSでの二次拡散の機会を生み出しやすい
錯視を利用したトリックアートや、遠目から見たときに迫力のあるデザインを採用することで、歩行者の「写真を撮って誰かに共有したい」という行動を促します。現地を訪れたユーザー自身がSNSに写真や動画を投稿することで、リアルな場にとどまらず、オンライン上での二次拡散や話題化が期待できます。
移動時の自然な視線を集めるためメッセージを届けやすい
人が階段を上る際は、転倒を防ぎ安全に移動するために自然と足元や前方のステップへ目線が向きます。移動に伴う自然な視線誘導を活用しているため、歩行者の意識を自然に引きつけ、メッセージを高い確率で視認させることが可能です。

特定の行動・動線に合わせたターゲット設定ができる
階段広告(ステップ広告)は設置場所によってターゲット層を絞り込みやすい特徴があります。駅構内ではビジネスパーソンや学生、商業施設ではファミリー層、スタジアムではスポーツファンなど、通過する属性が明確です。「階段を上がった(降りた)先にある店舗へ案内する」「会場に入る前の気分を高める」など、移動の目的に合わせたアプローチが可能です。

階段広告(ステップ広告)の主な種類と特徴
階段広告(ステップ広告)は、設置場所や視線の方向に合わせていくつかの種類に分類されます。それぞれの特徴を理解することで、目的に応じた最適な展開が可能となります。
階段広告(蹴上げ広告)
階段の各段(垂直面)にシートを貼り付ける最も一般的なタイプの広告です。上り方向の歩行者に対して訴求できることが特徴です。
階段の各段にデザインされているものと階段全体でデザインされているものとがあり、特に後者は段数が多く幅が広い階段ほど遠目から見た時のキャンバスサイズが大きくなるため、圧倒的なスケール感を生み出すことが可能です。遠くからの視認性とインパクトに長けており、階段にアプローチする段階から徐々に全貌が見えてくるため、印象に残りやすくなります。
階段正面広告
階段の上部、降り口の正面にある壁面や大型ビジョンなどを活用するタイプの広告です。駅構内などで階段やエスカレーターで下っている際に、目の前に大きな広告があるのを見かけたことがある方もいらっしゃるかと思います。特徴としては階段やエスカレーターを下りる人の正面に配置されるため、視野を遮るものが少なく、メッセージをストレートに伝えるのに優れています。
トリックアート型広告
階段の構造(奥行きや傾斜)を利用し、特定の角度から見ると絵柄が立体的に浮かび上がるように計算されたタイプの広告です。歩行者が足を止めたり、写真を撮りたくなるような体験型のギミックを盛り込むことによりSNSへの投稿や動画共有を促し、現場を超えたオンライン上での話題化を狙う際に有効です。

階段広告(ステップ広告)が展開できる主なロケーション
階段広告(ステップ広告)は、利用者の自然な「視線」と「行動目的」に合わせた場所に設置することで、その訴求力を最大限に発揮することができます。具体的な掲載ロケーションとそれぞれの特徴は以下の通りです。
駅構内の階段(蹴上・壁面)
通勤・通学などの日常利用者へアプローチできるため、何度も繰り返し見られることでブランド名の定着やサービス認知度の底上げにつながります。
大型商業施設・ショッピングモール
買い物を目的とした来館者がターゲットであり、広告を見てからすぐ店舗へ向かえるため、直後の来店促進や購買の後押し(売上アップ)に直結します。
スポーツチームのホームスタジアム
熱量の高いファンや観客が集まる空間であり、「チームを応援する企業」としての露出により、企業イメージ・好感度の向上やサポーターの顧客化が狙えます。
みずほPayPayドームにおける階段広告(ステップ広告)の導入事例
階段広告(ステップ広告)はスポーツチームのホームスタジアムでも広く活用されています。その一例として、プロ野球ファンや観光客など年間約300万人以上が訪れる「みずほPayPayドーム福岡」での展開事例と、企業の具体的な活用法をご紹介します。
大階段広告:株式会社SBI証券
大階段はみずほPayPayドーム福岡の正面入り口付近に位置しています。
株式会社SBI証券は、この大階段を利用して大型の階段広告を掲出しています。
ドームの入場ゲートへと向かう主要な移動動線上に位置しているため、施設の多くの来場者の視線に入りやすいロケーションです。また、ドーム前で撮影された写真や動画、SNS上の投稿写真に背景として映り込む機会もあり、現地への来場者以外にも視覚的に認知されるきっかけとなっています。

エスカレーター広告:株式会社コジマ
大階段横に位置しているエスカレーターは多くの来場者が利用する重要な移動動線です。
株式会社コジマは、このエスカレーター空間を利用して階段広告を掲出しています。
上り下りの移動時間において利用者の視線が滞在しやすく、かつ音声も併せて届けることで、メッセージをより深く印象づけることができるロケーションです。また、施設を利用する幅広い層に対して自然にアプローチでき、実店舗への来店促進や企業認知の定着を図るきっかけとなっています。

蹴上げ広告:カラオケまねきねこ(株式会社コシダカ)
ドーム内の内野客席周辺は、最も多くの観客が行き交うメインの観戦動線エリアです。
カラオケまねきねこ(株式会社コシダカ)は、このメイン動線に位置する階段ステップ(蹴上げ)部分を活用し、存在感のある広告を展開しています。
自席へと向かう観客の自然な視線位置にビジュアルが重なるため、高い視認性を獲得できる構造になっています。また、内野席は球場内でも滞在時間が長く、TV中継や報道映像、ファンのSNS投稿などにも映り込みやすい特性があり、現地にとどまらない広範囲なメディア露出と認知拡大のきっかけとなっています。

階段広告(ステップ広告)に関するよくある質問(FAQ)
Q.どのような企業に向いているでしょうか?
A. 認知拡大を狙うBtoC企業をはじめ、近隣店舗への誘導を図りたい企業に広く向いています。また、話題性を生かしたSNSでの拡散を狙うプロモーションや、求人・企業ブランディングを目的としたBtoB施策としての活用例も挙げられます。
Q.階段広告(ステップ広告)に掲載するメリットは何ですか?
A. 主なメリットは、歩行時の自然な視線位置に重なることで「視認率が高く見落とされにくい点」と、広範な表示面による「視覚的な訴求力」です。さらに、同じ動線を日常的に利用する人々に対して「反復接触による記憶の定着(ザイオンス効果)」が得られる点や、工夫されたデザインによる「SNS上での二次拡散」が期待できる点も挙げられます。
Q.掲載にかかる費用はどのくらいですか?
A.掲載場所(大階段、エスカレーター、ドーム内階段)や掲載期間によって大きく異なります。「まずは予算内で収まるメニューがあるか確認したい」「小規模なプロモーションから試したい」という場合も、ご予算に応じた最適なプランをご提案いたしますので、ぜひお気軽にお問い合わせください。
まとめ
この記事では、階段広告(ステップ広告)の特徴や活用ポイント、実際の企業における導入事例について解説してきました。
階段広告の基本的な仕組み
なぜ今、階段広告が注目されているのか
階段広告の主な種類と設置タイプ
企業事例で見る階段広告の活用方法
階段広告に関するよくある質問
階段広告は、施設や駅などを利用する来場者・通行人に対して高い視認率でアプローチできるリアルメディアです。移動時の自然な視線を捉える構造になっており、現地での認知獲得にとどまらず、SNSや各種メディアでの映り込みを通じた広範囲な話題化も期待できます。
効果的に活用するためには、移動動線の特性(上り・下りの人の流れ)を把握し、設置場所やターゲットに合わせて伝える情報を適切に設計することが重要です。株式会社SBI証券様、株式会社コジマ様、カラオケまねきねこ(株式会社コシダカ)様の事例のように、設置環境の特性に応じた多角的な表現や展開が可能です。
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