命名権(ネーミングライツ)のメリット。スポンサー企業が取得する際のポイントや活用事例
社名やブランド名を広く宣伝して認知を拡大するための方法として、命名権(ネーミングライツ:Naming Rights)が注目されています。
マーケティングや販促施策において「社名やブランド名を広く浸透させたい」「ポジティブなイメージをつくりたい」などの課題を持つ企業では、効果的に活用することが可能です。
この記事では、命名権(ネーミングライツ)の仕組みや企業として活用するメリット、取り組みのポイントなどについて解説します。
なお、命名権(ネーミングライツ)の事例はこちらの記事で解説しています。
ブランド認知・価値向上に役立つスポンサーシップのメニューについては、こちらの資料をご確認ください。
>おすすめの記事はこちら
> スポーツスポンサーとは?注目が集まる理由と企業が活用できる権益
> ネーミングライツの契約にかかる金額・費用は? 施設の種類による料金相場の違い
目次[非表示]
スポンサー契約によって得られる命名権(ネーミングライツ)とは
命名権(ネーミングライツ)とは、スポーツ施設や公共施設に企業の社名、ブランド名などの愛称を冠する権利のことです。企業がスポンサーとなってスポーツチームや施設などに資金面・物品面の支援を行うことで、愛称を冠する権利を得られます。
対象となる施設には、以下が挙げられます。
▼対象施設の例
- スタジアム、球場
- コンサートホール、劇場
- 競技場、体育館、スポーツセンター
- 公園
- 文化会館 など
施設の名称だけでなく、施設内にあるスタンドや座席などに社名、ブランド名を冠する権利もあります。
企業が命名権(ネーミングライツ)を活用するメリット
命名権(ネーミングライツ)には、社名やブランド名を多くの人々に宣伝して効果的に認知を拡大できるメリットがあります。
社名やブランド名を長期的に露出できる
命名権(ネーミングライツ)を活用することにより、施設の来場者と地域住民に向けて幅広くかつ長期的に社名やブランド名を露出できるメリットがあります。
施設でスポーツの試合やコンサート、イベントなどが開催される際に、主催者による広報活動、メディアでの報道が行われることで、多くの人々に知ってもらえるきっかけになります。これにより、知名度・認知度の向上が期待できます。
企業イメージの向上につながる
企業イメージの向上につながることもメリットのひとつです。
近年、企業を取り巻くステークホルダーからCSR(社会的責任)が重要視されており、社会の一員として地域課題の解決やよりよい社会の実現に取り組むことが求められています。
命名権(ネーミングライツ)を通じてスポーツ施設や公共施設のスポンサーであることを周知することで、文化・芸術の支援、スポーツを通じた地域活性化に貢献している企業として認知されます。
その結果、企業に対する信頼と好感が生まれてイメージの向上につながります。企業のブランディングにもよい効果をもたらすと期待できます。
なお、企業のCSR活動についてはこちらの記事をご確認ください。
施設でのプロモーション活動を行える
スポンサー契約によって命名権(ネーミングライツ)を取得すると、名称の命名だけでなくプロモーション活動を行える場合があります。
施設内にある特別スぺースの使用や商品の販売、広告の掲出などのさまざまな権利を活用して、商品のPRやキャンペーンを実施できます。
なお、スポンサー契約によって得られるマーケティング効果についてはこちらの記事をご確認ください。
企業が命名権(ネーミングライツ)を取得する際のポイント
命名権(ネーミングライツ)を取得する際は、施設選びや愛称のつけ方について慎重に検討することが重要です。押さえておきたいポイントには、以下の2つが挙げられます。
①企業や商材のイメージに合った施設を選ぶ
地域にはさまざまな種類の施設があるため、企業や商材のイメージに合った施設を選ぶことがポイントです。
施設によって訪れる人の規模や開催されるイベントの分野、来場者の特性などが異なります。企業の理念や商材のコンセプト、ターゲット層などを踏まえて施設を選ぶことにより、企業・ブランドイメージの強化につながります。
また、商材と親和性があるイベントが開催される施設を選ぶと、施設内でのプロモーション活動を効果的に行うことが可能です。
②親しみやすい愛称をつける
命名権(ネーミングライツ)で付与する名称は、来場者や住民にとって親しみやすい愛称にすることもポイントの一つです。
「読み方が分からない」「何の施設か分からない」といった場合には、社名やブランド名を浸透させることが難しく、理解を得られない可能性があります。
社名やブランド名を広く浸透させて印象に残りやすくするには、施設のイメージにふさわしく分かりやすい愛称をつけることが重要です。
▼愛称を考える際のポイント
- 読み方がすぐに分かる名称にする
- 呼びやすい語呂・長さにする
- 施設の用途や地名を含める など
なお、命名権(ネーミングライツ)の料金相場についてはこちらの記事で解説しています。
福岡ソフトバンクホークスが提供する命名権(ネーミングライツ)
福岡ソフトバンクホークスでは、スポンサー企業様の権益としてみずほPayPayドーム内のゲートや座席、VIPルームなどのさまざまな命名権(ネーミングライツ)を取り扱っています。
▼【事例①】ゲート『もつ鍋おおやま 5ゲート』
▼【事例②】座席『長谷工 ブランシエラ リラックスシート』
▼【事例③】VIPルーム『Microsoft Premium Suite』
ホークスが提供する命名権(ネーミングライツ)の事例はこちらの記事で紹介しています。あわせてご確認ください。
まとめ
この記事では、命名権(ネーミングライツ)について以下の内容を解説しました。
- 命名権(ネーミングライツ)の概要
- 企業が命名権(ネーミングライツ)を活用するメリット
- 命名権(ネーミングライツ)を取得する際のポイント
- 福岡ソフトバンクホークスが提供する命名権(ネーミングライツ)
命名権(ネーミングライツ)を取得すると、施設名に社名やブランド名の愛称を冠することができ、宣伝効果や企業イメージ向上などのメリットを得られます。
施設によって規模やイベントの内容、来場者の特性などが異なるため、企業と商材のイメージに合った施設を選ぶことがポイントです。また、社名やブランド名を地域で定着させるには、親しみやすく呼びやすい愛称にすることも重要です。
『福岡ソフトバンクホークス』では、みずほPayPayドームのゲートや座席、VIPルームなどへの命名権(ネーミングライツ)を取り扱っています。ブランド認知の向上や企業のイメージづくりにご活用いただけます。
詳しくは、こちらの資料をご確認ください。