企業広告で自社の認知度を上げる!ホークスを活用した事例紹介
企業広告とは、自社の製品・サービスやブランドの社会的に認知向上を図り、価値を伝えるためのマーケティング活動の一環です。
企業にとって広告は、単なる宣伝活動を超え、ブランドイメージの構築、顧客との信頼関係の構築、そして市場での優位性確保のための重要な手段となっています。
本記事では、企業広告の役割とその効用、近年の広告の種類と特徴、成功事例、そして福岡ソフトバンクホークスを通しての企業広告の事例について解説します。
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目次[非表示]
- 1.企業広告の役割と効用
- 2.企業広告と商品広告
- 3.企業広告の種類と特徴
- 4.福岡ソフトバンクホークスでの企業広告展開
- 5.まとめ
企業広告の役割と効用
企業広告の目的は多岐にわたりますが、大きく以下の4つに分類できます。
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ブランド認知の向上
企業広告の最も基本的な役割は、企業やブランド、製品の存在を広く知らしめることです。まずは世の中の人々に対してブランド認知を高めることが広告活動の出発点となります。
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消費者との信頼構築
広告によって企業の理念や価値観を発信することで、消費者との信頼を築くことが可能です。幾度となく見聞きすることになる広告は、消費者に好意的な印象を与え、長期的なブランドロイヤリティを形成します。
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製品の購買促進
最終的な目的として、広告は消費者の購買行動を促進します。ここでは、製品やサービスの具体的なメリットを伝えることで、消費者に購入を決断させる役割を果たします。
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社会的信用を高める
認知度やブランドの価値向上だけでなく、人材の採用や社内活性化、営業活動強化にも寄与し、社会的に良好な関係を維持することにも役立ちます。
企業広告と商品広告
企業イメージを高める目的の企業広告と、商品自体のブランド価値を高めるための商品広告は、別の広告であるといった考えがこれまでは一般的でした。
しかし、環境保全や安全、健康志向の高まり、PL法(製造物責任法)の法整備などを背景に、商品自体の機能やイメージ、あるいは価値などを伝えることによって企業自体のイメージをも高めようという、商品広告と企業広告を一体としてとらえる考え方が強まり、企業広告と商品広告を分けるということは最近ではあまり見かけなくなりました。
企業広告の種類と特徴
企業広告にはさまざまな種類があり、それぞれの手法が異なる目的やターゲットに応じて活用されます。
マスメディア広告
テレビ、ラジオ、新聞、雑誌といったマスメディアを活用した広告です。広範囲な視聴者にリーチできる一方、制作費や放送費が高額になることが特徴です。
- テレビ広告:視覚的・聴覚的要素を組み合わせた強力なメディア。感情に訴えるストーリーテリングが可能。
- 新聞広告:地域密着型の情報発信に適しており、高齢層へのアプローチに効果的。
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ラジオ広告:通勤・通学時など、音声メディアとしての特性を生かしたリーチが可能。
デジタル広告
インターネットの普及により、デジタル広告が急速に台頭しています。検索エンジン広告、SNS広告、ディスプレイ広告などが含まれます。
- 検索エンジン広告:Googleなどを通じて、消費者が検索したキーワードに対応する広告を表示。
- SNS広告:さまざまなSNSのプラットフォームで、ターゲティングを絞った効率的な広告配信が可能。
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動画広告:YouTubeなどの動画プラットフォームで、短時間でインパクトを与える広告が増加。
アウトドア広告
アウトドア広告は屋外に設置される広告全般のことで、屋外広告(OOH)などを指します。 屋外広告は、街頭の看板や交通広告(電車・バス内広告)などがあり、日常の移動中に人々の目に触れる機会を提供します。
イベント広告
企業が主催または協賛するイベントを通じてブランドの認知を高める手法です。スポーツチームの試合や音楽フェスティバルなど、特定のターゲット層に直接アプローチできます。
なお、福岡ソフトバンクホークスでの球場広告についてはこちらの記事をご覧ください。
福岡ソフトバンクホークスでの企業広告展開
スポーツチームはそのブランド力を生かし、チームの広告やプロモーション活動を行っており、また、チームのスポンサー企業に対して、広告を展開する場所や機会を提供することが一般的になっています。
ここでは、福岡ソフトバンクホークスのスポンサーシップによって行える、企業広告展開とその事例をご紹介します。
ホークスのスポンサーシップ権益で企業広告を掲出
球場での広告掲出
みずほPayPayドーム内のホークスビジョンなどの大型ビジョンや、看板の他、コンコース内に設置されているLEDビジョンやサイネージ広告など、さまざまな媒体を駆使して広告を打ち出すことができます。
フィールドに接する広告はテレビやインターネットでの中継やニュース記事などで多くの人々が目にすることになります。
命名権(ネーミングライツ)で名称をPR
ホークスのフランチャイズ球場や施設に企業名や製品名を冠することができる命名権(ネーミングライツ)で、来場者に対してPRができるほか、さまざまな媒体を通して冠した名称を繰り返し呼称されることで、企業名などを広く浸透させることができます。
選手肖像やチームマスコットを活用
自社の広告に選手肖像やホークスのチームマスコットを活用できるため、多角的なプロモーション展開を行えます。既存の顧客だけでなく、ホークスファンにも興味を持ってもらえるため、顧客層の拡大を図ることが可能です。
ユニフォーム広告
選手が着用するユニフォームに企業ロゴなどの広告を掲出し、チームを応援するという姿勢を示すことができるため、ファンにはより好意的に捉えられる広告です。
来場者の配布ユニフォームにも企業ロゴを入れられるため、人気イベントのスポンサーとしても注目されます。
みずほPayPayドームでの企業広告事例
株式会社みずほフィナンシャルグループ
フランチャイズ球場の命名権(ネーミングライツ)をはじめ、バックネット裏・プレミアムシートでの命名権(ネーミングライツ)取得、ホークスビジョン下、バックスクリーン広告掲示など、企業広告を多岐にわたり掲出し、来場者への強い印象を与えています。
PayPay株式会社
フランチャイズ球場の命名権(ネーミングライツ)を取得し、ドーム内で主要サービスのキャッシュレス決済「PayPay」を使うと施設内の飲食購入が割引になるサービスや、球場内で使えるクーポンの発行など、利用者が便利、かつコスト面においての優遇性を感じることができる施策を打ち出しています。
日本航空株式会社
ホークス投手が相手バッターを三振にとり、球場内が盛り上がると同時にホークスビジョン全面に大きく日本航空の旅客機が映し出され、来場者にインパクトを与えています。
命名権を契約している「JALスカイビューシート」では機内サービスの一部を提供しており、企業認知度向上の他にもブランディングの強化につなげています。
コカ・コーラボトラーズジャパン株式会社
監督・コーチを含むホークス全選手のユニフォームの左袖に企業ロゴを掲げているほか、グラウンドに最も近い座席「フィールドシート」の命名権を契約し、ブランドの価値をアップする施策となっています。来場者には球場内での特等席として印象に残るPRを行っています。
株式会社やまやコミュニケーションズ
命名権を取得している「やまや めんたいこBOX」は明太子のオブジェが広いみずほPayPayドームでもひときわ目立つボックス席です。来場者に強い印象を残しつつ、楽しさを演出した座席は企業のイメージ向上につながっています。
まとめ
この記事では、企業広告について以下の内容を解説しました。
- 企業広告の役割と効用
- 企業広告と商品広告の違い
- 企業広告の種類と特徴
- 福岡ソフトバンクホークスの企業広告展開
企業広告は、単なる宣伝活動から、企業やブランドの価値を顧客側に伝え、信頼関係を築くための重要なツールへと進化してきました。広告の形態や手法は時代とともに変化していますが、その本質は変わることなく消費者に対して「価値」を伝え、「共感」を得ることが目的であり続けています。
デジタル化やAIの進化、そして社会的責任への意識の高まりによって、広告のあり方はさらに多様化するでしょう。企業は、消費者のニーズを深く理解し、適切なメディアとメッセージを組み合わせることで、より効果的な広告活動を展開できます。
『福岡ソフトバンクホークス』では、企業広告を掲出して企業名やブランドの認知向上や価値向上などを図ることができる権益の他にも、スポンサーとなる企業のニーズに合わせた権益をご用意しております。
詳しくは、こちらの資料をご確認ください。